しかし、子供が学齢期になり、学費が結構かかるようになってからというもの、ちょっと心配になってきた。インターに入れたらまだ1年生なのに2万ドルくらいかかる。先日も物価上昇に合わせて1割弱値上げされたし、学年が上がるとまだまだガンガン学費が上がっていく。大学卒業までに50万ドルを超えるのかとぼんやり考えてたら、もし何かあったら生命保険では足りないんじゃないかと思えてきて、子供が自立するまでは少し節制しようと心を入れ替えた。
それが、ちょうど51日前。アパート内にあるジムに通い毎日走ることにした。運動の経験があるので、どのくらいが限界かは分かっているつもりだけど、やはり年齢を重ねて衰えていく現在の体でどのくらいのことができるのかは未知数だ。けがをしないように気を付けながら、少しづつ速度を上げ距離を増やしていった。昨日で50日目。始めてから一日も休まずに続けている。30分強で5Kmの距離。そのうちには、30分で6Km走りたいと思っている。
太りすぎで全くと言っていいほど何もしていなかったので、もっと劇的に痩せていくものかと思っていたが、走り始めは逆に体重が増えた。最初は急に運動を始めて食欲が減退していたので、運動して食欲が出たということは決してない。その後4週間後ぐらいから体重と体脂肪率が微妙に減り始めてきた。とはいえ、結構がんばってると思う割には減ってない。走る距離も大したことないから、仕方ないといえばそうではある。だが、少しずつではあるけれど減っていることは確実なので、もっと長期的な視野で見るしかない。距離を増やせば効果は早く出るだろうけど、毎日仕事帰りや休日の朝にずっと続けていこうと思ったら、なんとか1日30分ぐらいに抑えたい。
ただ、体組成計の数値にはほとんど変化はないけれど、1か月が過ぎたころからズボンが緩くなってきたのを感じるようになったし、久しぶりに会った人には痩せたと言われるようになった。
筋肉の比重は脂肪の1.3倍あるそうなので、同じ重量分の脂肪が筋肉に変わったということは体積が4分の3になったことになる。筋肉ってなかなかつきにくいものだそうだが、1か月間走り続けて少しずつだが確実に脂肪が減少して筋肉が増加しているのかもしれない。さらに50日後はどうなっているだろうか。
タバコをやめたのも子供ができた時だったし、今回の動機も家族のことを考えてのことなので、会社帰りに1億円拾ってしまったら、走るのすぐやめるかもしれない。