2006年11月15日水曜日

近所で火事

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 夕方、窓を閉めにいくと黒煙が立ち上っていました。途上国ではどこでもそうであるようにここマナドでも軒先や庭、道路でお構いなしにゴミを焼却しますので、町に出れば白煙はあちこちに見ることが出来ます。下水や側溝の蓋を外して底にゴミを集めて火を点けてる脇を通行人が何食わぬ顔をして通っています。日本だったらすぐに市役所か警察の人がやってきそうです。日本じゃなくてもやってきます。でも、窓から見える煙の量は尋常ではなく、天高く舞い上がっていました。早速カメラを持って妻と一緒に散策しに行ってみることにしました。家の前に出ると近所の人たちも数人外に出ていたので、どこの家なのか話し込んでいると、黒煙の根元が赤く変わるのが見えたので、現場へ急行。

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 どうやらかなり遠かったみたいです。危ないので近くまでは行かずに数百m離れたところから見ていたところ、時間が経つにつれて炎の量が増えて煙の中に火の粉が交じり、野次馬もわんさかとやってきました。初めに家の窓から煙を見てから数十分たった頃、消防車のサイレンが聞こえてきました。遅い。もう確実に全焼してると思います。家に向かう坂を上っていると消防車の放水が見えました。それからまたしばらくして救急車のサイレンが聞こえてきました。遅い。インドネシアは消防車と救急車の待機場所が違うのか。
 火災現場の状況はまだよく分かりません。野次馬の一人によると、2棟全焼だそうです。明日の新聞に載るでしょうか。でも読まないから分かりません。
 私が見ていた方角からだと、ちょうど現場の後ろに教会があって、教会の建物のてっぺんにある十字架が風の具合によって煙と火の粉の後ろに見え隠れしていました。日も沈み薄暗くなる中で炎に照らされている十字架はちょっと不気味でした。

雨季突入

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 ここのところ雨の日が増えてきました。雨の日といっても暗くなってちょっと雨が降ってすぐにまた明るくなります。マナドに来たときは、ここでは雨季は9月から始まるとか10月からだとかと聞いてたんですけど、全くその気配はありませんでした。昨日今日の空模様を見ているとようやく雨の季節到来のようです。

2006年11月8日水曜日

マナドの夕焼け

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 散髪に行った帰りに近所を歩いてたら夕焼けが綺麗でした。マナドはそろそろ雨期の季節なのに全く雨が降りません。この辺り一帯の水力発電源である山の上のトンダノ湖周辺ではかなり雨の日が多くなってきたようで、そう言えばここのところ停電の回数と時間が減ってきました。トンダノ湖に雨がしっかり貯まって、近所では適度な雨量があるというのが理想です。でも、そうはいかないでしょう。我が家は小高い山の上なので洪水の心配はありませんけど、繁華街が浸水する日々も近いでしょうか。
 マナドは海の町ですから、水平線に沈む夕日ばかりが心に残ります。しかし、こうして見ると夕焼けも綺麗です。真っ赤に染まる日や橙色に染まる日、紫色に染まる日。それぞれに味わいがあります。実家と比べても夕焼け綺麗率が高いなぁ。

2006年11月5日日曜日

わかめの味噌汁

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 マナドに来たばかりの時はダブダブを自分たちの口に合うようにしたりして毎日マナド風料理などを作ってました。その後いろいろ食材が集められると分かってからというもの、妻の料理好きが高じて、日本食をはじめとしてベトナム料理、中華、イタリアンなどインドネシア料理とはかけ離れたものばかり食べています。フランス料理の本を取り寄せてからというもの、最近は週3回はフランス料理です。
 たいてい食材はジャカルタなどで買いそろえなければなりません。味噌もインスタントの出汁もわかめもまだマナドでは難しいです。個人的には日本料理には全くこだわりがなく特に味噌汁なんて全く必要ないんですが、妻に付き合わされてここでもしっかりと飲んでいます。

※dabu dabuとは、マナド料理に欠かせないつけだれ。まだ青いプチトマト、唐辛子などをみじん切りにしたものに塩、砂糖、油、味の素などで味付けする。辛い物が好きなマナド人は、唐辛子の分量をトマトと同程度にしているようだが、我が家ではマナド人の10分の1ぐらいがちょうど良い。