マナドに来て何度か結婚式に招待されました。日本と違って席など決まってないし、突然行ってもいいし、呼ばれた人の友達が勝手に付いていっても全く問題ありません。誰でも良いからみんなに祝ってもらおうというのはとても良い習慣です。服装も自由です。Tシャツとジーンズでも全く問題ありません。その分普通の人の結婚式でも300人とか来ます。自宅でやろうものなら、近所のみならず地域の人々大集合です。北スラウェシの多くはキリスト教の町で敬虔な信徒が多いですから、元々地域ごとにコミュニティが出来上がっています。毎週日曜の朝、宗派によっては土曜に顔を合わせている上、それ以外にも家々の持ち回りで夜に礼拝と食事会などもあったりして近隣住民との結びつきは実に強固なのです。
だから食事はバイキング形式。食事開始の合図があると食べ物のあるテーブルには二重三重と人が群がり、遠慮してると瞬く間に食べ物は消え去ります。テーブルは分散して会場の数カ所に置かれていますが、数百本あったコーラとサテは私が席を立つ頃には全てなくなっていました。詳しい状況はまた別の機会に。
日本人の視点からではかなりおおざっぱに見えます。ある結婚式では新郎新婦が事前に自宅に挨拶に来ていたので日取りは知っていたものの、招待状を家に持ってきたのは前日の早朝でした。そんなわけで、直前に知らされて出席できない人も多いのです。日本のように受付でご祝儀を渡します。それでバイキング形式ですから、呼べば呼ぶほど儲かります。なのに何でしっかり準備してたくさん参列してもらえるようにしておかないのか。それは日本人には分かりません。多分ご祝儀が少ないからかな。マナドでは庶民は5万ルピア程度、田舎では2万ルピアもありだとか。もっと田舎では自分で作った作物とかもあるかもしれません。ご祝儀を包んだ人へのお返しはその場返しの記念品程度のもの。今回は行ったときに皮のキーホルダーと後日白檀をもらいました。白檀は準備が遅れて当日に間に合わなかったんだとか。
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