私はあまり乗り気じゃないのであるが、妻がどうしても日本国籍を取りたいというので、横浜地方法務局湘南支局に相談に行ってきた。今はベトナムに住んでいるので、一時帰国中に相談できるようにベトナムから事前に予約を入れておいた。その時に現在の状況は電話を通してほぼすべて伝えており、日本に住んでいないという内容から判断して、ほぼ許可は下りないでしょうということだったが、相談だけならできますということだったので、妻を納得させるためにとりあえず行ってみることにした。
初老の男性が応対した。見かけは丁寧に話しているが、自分の仕事のことしか頭にないような応対で、非常に嫌な気持ちで帰ってきた。
結論から言うと、予約をした時に応対してくれた女性に言われた通り、日本に住んでいないので申請できないというものだった。行った時点で分かりきっていることだった。分かっていて聞きに行ってるので、将来申請をする機会があった時にどんなものが必要になるのか聞きたかったのだ。最初に結論を言ったあとでいろんな説明をしてくれればそれでよかった。
ところが、まず、言われたとおり持って行ったこれまでの旅券を全部コピーされた。それから、家族構成を全部日本語で書けと言われて、用紙を渡されて書かされた。
結局のところ、相談員が仕事しているという見せかけの証拠書類がほしいから、相談者のことはさておき自分のためにまず必死に書類を集めたということなのだろう。相談に来た人が帰化できようができまいが関係ないんだろう。ほとんど相談なんて来ないからか、あるいは長期間海外に住んでるのに帰化申請の相談に来るなんてのが珍しかったから記録を残したかったのかもしれない。
結構長い時間取らされた結果言われたのが、申請するには継続的に日本に住んでいる必要があるから、今回はできないということだった。そんなこと分かっていた。ベトナムから電話した時から分かっていた。そこを何か別の手段があるのではないかと思ってわざわざ相談に来たのに残念だ。しかも、申請する権利がないから、申請に必要な書類も教えないし手順も説明しないと言われた。本当に何をしに来たのか分からない。
個人情報だからと言って、パスポートのコピーと家族構成を書いた紙を返してもらえばよかった。
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