2008年9月24日水曜日

インドネシアの人権

 とある高校を訪問した帰りに校門を通ろうとしたら近くの机の脇に髪の毛が散乱してました。これはもしやと思って先生に確認してみると、やはりそうでした。生徒の長すぎる髪の毛を先生が切ったのだそうです。先進国じゃあり得ないこの行為。これはさすがに写真を撮らないわけにはいきません。変なものを撮影している外国人を生徒たちが遠巻きに見ていました。
子供たちが小賢しくなった日本では、モンスターペアレンツとか呼ばれる人種を巻き込んで社会問題にするでしょう。メディアで報道されるかもしれません。でも、インドネシアではやられた生徒もそんなに深刻に捉えていないのではないかと思います。日本に比べてまだ教師という存在が尊重されているからかもしれません。インドネシアの子供たちが世間知らずで何も考えてないからでもあるでしょう。いくら校則違反だとは言っても、みんなの前で髪を切られたら、私はその先生を許さないでしょう。でも、そんなことがあっても関係が壊れない学校というのは、端から見る分には清々しくあります。髪を切られた生徒が実際どう思ってるのかは知るよしもありませんが。

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