昨日17日は61回目の独立記念日でした。日本皇紀で2605年と日付が記された記念碑があることが示すように、インドネシアでは独立戦争をともに戦った同士として日本は好意的に受け入れられています。おそらくジャワではそれなりの盛り上がりがあったんじゃないかと思うんですけど、マナドは驚くほど静かでした。通りや家々にはMerah Putih(紅白=インドネシア国旗)と様々な旗やのぼりが掲げられていたものの、繁華街に出てもそれ以上のことは何もありませんでした。学生たちはこの日のためにパレードの練習をしていましたし、学校やお役所などでは式典があると聞きましたけど、街全体がそれに結びつけて何か大きなイベントをしたりということはないみたいです。
インドネシアは国土も広いし多民族国家ですからインドネシアの独立といっても地方に暮らす人にとってみればオランダの植民地からジャワによる統治に変わっただけ、ぐらいの気持ちしかないのかもしれません。マナドの人とジャカルタの人の独立に対する思いはきっと違うでしょう。何事にも鷹揚なこの国の人々ですが、教育の場においては軍隊式の規律が求められます。経済的な求心力が中央にはない現在、これだけの国をまとめて押さえつけるにはそれしか方法がないのでしょう。
しかし、旗の数は凄い。ベトナムの国旗掲揚と同様、各家々の国旗掲揚はもちろん強制ですが。玄関を出ればどこも、旗、旗、旗。いつもはmのマーク(妙にデザインが似ていますが、色違い。マクドナルドじゃありません。ちなみにマナドにマクドナルドはまだありません。)がはためいている場所にもこの日は国旗が。服飾店のディスプレイはどこもかしこも軒並み紅白でマネキンが着飾っていて、街中にもたまぁぁぁに紅白ファッションで歩く人がいました。
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