2007年1月22日月曜日

マナド沖地震

【読売新聞21日】米地質調査所によると、インドネシア東部スラウェシ島の北東沖のモルッカ海で21日夜(日本時間同)、マグニチュード(M)7・3の強い地震が発生した。震源の深さは45キロ。AP通信によると、同島北部で少なくとも3人が負傷した。インドネシア気象庁は、津波の恐れがあるとして、沿岸の住民に注意を呼びかけている。
 21日午後7時半頃大きな揺れを感じました。出掛けて家に戻ってすぐのことでした。日本で何度となく経験していますが、これまで経験した中でも一番揺れた部類の地震ではなかったかと思います。棚の上の物が落ちて割れたりしてました。たぶん日本にいたらとりあえずテレビをつけて見たりしてたと思いますが、ここでは地震よりもインドネシアの家の方が心配なので、急いで戸外に飛び出しました。近所の人はこれほどの揺れを感じたのは初めてだと口々に言っていたので、マナドの人はそりゃあ驚いたことでしょう。地震後安否確認の連絡が電話やSMSであったんですけど、着信は出来るもののこちらからは固定電話、携帯電話共に発信が出来ずちょっと戸惑いました。きっとみんな電話しまくってたんでしょうね。しかし、ADSLは全く無事でネットは出来てましたので、インフラに被害はなかったようです。午後11時頃まで震度1か2程度の余震が複数回続き、その後は落ち着いています。
 結構大きな揺れだったなぁ、ということでインドネシア国内のことですまそうと思ってたらNHKでニュースが流れているのをみて、慌てて日本の家族に電話したんですけど、家族はニュースを見てませんでした。まぁとりあえずあとで心配されるよりは先に無事を報告できたので良かったです。電話が通じないのでスカイプで。マナドにいながら妙な感じです。

0122

 日本のサイトでも数時間後には幾つも記事が見つかりました。それぞれ詳細に相違が見受けられますが、さすがにネットのニュース速報は早いですね。毎日新聞は今回は配信記事なので「ダイビングで有名なマナド」と紹介してませんでした。どのニュースでも津波の恐れを報告してましたが、どうだったんでしょうか。我が家は高台にあるのでどうなのか分かりませんけど、もし到達したら震源が近いので市街がちょっと心配です。
 ところで、安否確認の連絡を受けたときに「だいたい震度4強ぐらい」と経験で答えていました。家の戸がきしみ、棚に並べてある不安定な物が落ちる程度だったので適当にそう答えてました。で、あとで震度というものを調べてみたら、強弱も震度の段階としてしっかりとあるんですね。残念ながら、震度4強というのはありませんでしたけど、しかしながら、体感の説明文を吟味するにやはり我が家の揺れは4と5弱の間、まさに4強が相応しいのではないかと思います。我ながら素晴しい分析でした。とそんなことで喜んでいる場合ではありません。怪我をした方もいらっしゃるそうなので、被害が少ないといいのですが。
 揺れが起こる直前に屋根裏の小動物達(たぶんネズミ)と巣を作っている小鳥たちが一斉に騒ぎ出しました。そしてその後数秒後に揺れが訪れました。人間以外の動物は地震を予知できるとよく言いますけど、ほんとですね。その数秒で家から脱出するのは難しそうですが、何かの下に隠れることぐらいは出来そうです。
震度 - Wikipedia
気象庁 | 震度について
【毎日新聞21日】米地質調査所によると、インドネシア・スラウェシ島沖のモルッカ海で21日午後7時27分(日本時間同8時27分)ごろ、マグニチュード(M)7.3の強い地震があった。震源はスラウェシ島北部マナドの東約165キロ、震源の深さは10キロ。インドネシア気象庁は津波の恐れがあるとして注意を呼び掛けた。
【時事通信21日】米地質調査所によると、インドネシア・スラウェシ島北部マナド沖でジャカルタ時間21日午後6時27分(日本時間同8時27 分)、マグニチュード(M)7.3の地震があった。インドネシア気象庁は地震の規模をM6.5とし、マナド周辺に津波警報を発令した。

0 件のコメント: