2007年12月25日火曜日

Hinatal誕生

 第1子がこの世に生を受けました。インドネシア語でクリスマスはHari Natalです。Hinatalと命名しました。もちろん、本名は違います。

2007年3月30日金曜日

液体持ち込み制限

 日本や世界各地では航空機の手荷物に一定量以上の液体を持ち込めなくなりましたが、インドネシアでも例外ではありません。先日マカッサルの領事館からお知らせが届きました。多分日本と同じ内容だと思います。国内線はどうなんでしょうか。書いてないので今のところはまだ大丈夫のようです。そのうち規制が強化されるかもしれません。
 そう言えば去年出張で国内線に乗ったときにスーツケースに1.5リットルの水を入れててX線検査に引っかかり、開けて中を見せるように言われてしまいました。ホテルに夜着く予定だったし買いに行くのが面倒だと思い、マナドから水を持って行きました。もちろんホテルの部屋にはミニバーもあるし、無料の水も置いてあります。でも家の玄関から車だし、空港からホテルまでもタクシーだからということで貧乏性が出てしまいました。バックパッカーとは違う革靴の外国人がスーツケースにミネラルウォーターを入れてるのにインドネシア人は驚いてました。明日からまたしばらく出張しますが、今回は止めておきます。ただ、何か入れないとスーツケースがスカスカで衣類が寄るんですよね。

在留邦人の皆様へ
在マカッサル日本国総領事館からのお知らせです。お近くの邦人の方へも適宜伝達方お願いします。
総領事館からのお知らせ
平成19年3月13日
在マカッサル日本国総領事館
インドネシアにおける航空機客室内への液体物の持込制限の実施について
��.平成19年3月31日からインドネシア発の国際線全航空路線において、航空機客室内への液体物の持込制限が実施されることとなります。具体的な規制の概要は以下のとおりです。
��1)液体物とは、飲料用、化粧品、薬品その他用途に拘わらず、その形態が「液体」であるものに加えて、「ジェル類」、「エアゾール(煙霧質)」のものを指します。
��2)上記(1)を航空機客室内へ持ち込もうとする場合は、100ml以下の個々の容器に入れた上で、容量1リットル以下の透明なプラスチックの袋に収納し、当該袋を1人最大1袋まで持ち込むことが可能となります。これを越える場合は、チェックイン時に受託手荷物として航空会社に預けるか、保安検査までに放棄していただくこととなります。
��3)保安検査の際は、上記(2)の袋は、保安検査の際は他の航空機客室内持込手荷物と分けて、検査トレーに置いて検査を受けなければなりません。
��4)なお、機内で必要となる医薬品、ベビーミルク等に関しては、検査時に申告の上、上記(2)の量的制限に拘わらず別途持ち込むことは可能です。
��5)免税店や機内で購入した液体物については、保安検査の際、量的制限は適用されませんが、透明なプラスチック袋に収納の上、免税店等で購入したことを示す領収書とともに検査員に提示することが必要です。ただし、インドネシア国外で乗り継ぎを行われる場合は、乗り継ぎ国の保安検査の際に放棄を求められることがありますので、航空会社にご確認ください。
��.標記制限実施開始当初は、各空港の保安検査場が混雑する可能性が考えられますので、時間に十分余裕を持ってお出掛けされることをお勧めします。
��.なお、液体物の詳細な定義等については、同様の制限を既に実施している日本における規制内容(国土交通省ホームページ:http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha06/12/121219_.html)をご参照ください。
以上

インドネシアの結婚式

0330

 マナドに来て何度か結婚式に招待されました。日本と違って席など決まってないし、突然行ってもいいし、呼ばれた人の友達が勝手に付いていっても全く問題ありません。誰でも良いからみんなに祝ってもらおうというのはとても良い習慣です。服装も自由です。Tシャツとジーンズでも全く問題ありません。その分普通の人の結婚式でも300人とか来ます。自宅でやろうものなら、近所のみならず地域の人々大集合です。北スラウェシの多くはキリスト教の町で敬虔な信徒が多いですから、元々地域ごとにコミュニティが出来上がっています。毎週日曜の朝、宗派によっては土曜に顔を合わせている上、それ以外にも家々の持ち回りで夜に礼拝と食事会などもあったりして近隣住民との結びつきは実に強固なのです。

 だから食事はバイキング形式。食事開始の合図があると食べ物のあるテーブルには二重三重と人が群がり、遠慮してると瞬く間に食べ物は消え去ります。テーブルは分散して会場の数カ所に置かれていますが、数百本あったコーラとサテは私が席を立つ頃には全てなくなっていました。詳しい状況はまた別の機会に。
 日本人の視点からではかなりおおざっぱに見えます。ある結婚式では新郎新婦が事前に自宅に挨拶に来ていたので日取りは知っていたものの、招待状を家に持ってきたのは前日の早朝でした。そんなわけで、直前に知らされて出席できない人も多いのです。日本のように受付でご祝儀を渡します。それでバイキング形式ですから、呼べば呼ぶほど儲かります。なのに何でしっかり準備してたくさん参列してもらえるようにしておかないのか。それは日本人には分かりません。多分ご祝儀が少ないからかな。マナドでは庶民は5万ルピア程度、田舎では2万ルピアもありだとか。もっと田舎では自分で作った作物とかもあるかもしれません。ご祝儀を包んだ人へのお返しはその場返しの記念品程度のもの。今回は行ったときに皮のキーホルダーと後日白檀をもらいました。白檀は準備が遅れて当日に間に合わなかったんだとか。

2007年2月7日水曜日

トップ画像その1

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 マナドからトモホンへ向かう道の途中にある展望台からの景色。天気がいいとマナド市内が一望でき、近海の島々もその輪郭をはっきりと見ることが出来ます。

【トップ画像とは?】
マナドパークのトップページにランダムで表示される画像のこと。

2007年2月4日日曜日

うん、んーん

iyo【ya】うん
ndak=nyandak【tidak】んーん
 iyo、ndakはマナド語ですが、砕けた言い方なので厳密に言えばya、tidakと対応していません。ndak、nyandakとも最後のKを書くのが一般的なようですが、人によっては書かない人もいます。そもそも話し言葉であって書き言葉ではありません。日本語でも同様に悩みます。肯定は「うん」でしょうが、実際に発声される音は「うん」ではないでしょう。否定は厄介です。私は敢えて書くなら「んーん」だと思います。でも本などでは「うーん」とか書いてあったり、世界で最も有名な外国人向けの日本語の教科書の一つには「ううん」と書かれていました。「ううん」は絶対違うだろう。でも、外国人の口から「ううん」と言うのを耳にしたことがありませんので被害はなさそうです。

2007年1月23日火曜日

BIIからIsi Urang

 Isi Urangとはプリペイド方式の携帯電話に利用料金を追加することです。大抵は指定の番号に電話をかけて購入したカードの裏に書かれている番号を入力することで入金しますが、私が使っている(たぶん)最大手のsimPATIのカードは5万と10万の2種類のカードしか販売されていません。実は料金の種類は豊富にあるんですけど、ATMやネットバンキングでのみの受付になっています。カードで買えばいくらかの割引が受けられ、定価販売のATMやネット経由と比べて優位な点もあります。しかし、下にまとめた表を見ても分かるとおり、入金額によって利用できる期間に雲泥の差があります。いずれにしても何十万も入金しないですし、低額の2万と5万、10万程度のわずかな差に固執する気はないです。でも、10万ルピアと15万ルピアでは利用可能期間が60日と120日の差があります。この境はでかいです。それで、私が使っているBIIからはsimPATIのみですが、リチャージが可能でしたので試してみることにしました。

額面/通話可能期間/番号保全期間
20,000ルピア*/15日/30日
50,000ルピア/30日/30日
100,000ルピア/60日/30日
150,000ルピア*/120日/30日
200,000ルピア*/150日/30日
300,000ルピア*/180日/30日
500,000ルピア*/210日/30日
1,000,000ルピア*/240日/30日

bii-simpati1拡大図
①ログイン後口座を開いて左のメニューから「Bill Payment」を選択。
②「MERCHANT CATEGORY」の「Voucher」→「BILLER」の「Simpati」を選びます。
bii-simpati2
③電話番号を入力、チャージ額を選択して送信。
bii-simpati3.gif
④確認画面が出ます。送信ボタンを押すと完了です。
bii-simpati1.gif
⑤実に簡単です。領収証画面が出るとすぐにプリペイドカードを使ってリチャージしたときと同じ入金確認のSMSが携帯に届きます。印刷ボタンの横にある「save」を押すとエクセルの請求書をダウンロードすることが出来ます。でも、この時点で既に携帯で入金が確認できてるのでいらないかな。
【2007年1月2日】携帯リチャージ

2007年1月22日月曜日

マナド沖地震

【読売新聞21日】米地質調査所によると、インドネシア東部スラウェシ島の北東沖のモルッカ海で21日夜(日本時間同)、マグニチュード(M)7・3の強い地震が発生した。震源の深さは45キロ。AP通信によると、同島北部で少なくとも3人が負傷した。インドネシア気象庁は、津波の恐れがあるとして、沿岸の住民に注意を呼びかけている。
 21日午後7時半頃大きな揺れを感じました。出掛けて家に戻ってすぐのことでした。日本で何度となく経験していますが、これまで経験した中でも一番揺れた部類の地震ではなかったかと思います。棚の上の物が落ちて割れたりしてました。たぶん日本にいたらとりあえずテレビをつけて見たりしてたと思いますが、ここでは地震よりもインドネシアの家の方が心配なので、急いで戸外に飛び出しました。近所の人はこれほどの揺れを感じたのは初めてだと口々に言っていたので、マナドの人はそりゃあ驚いたことでしょう。地震後安否確認の連絡が電話やSMSであったんですけど、着信は出来るもののこちらからは固定電話、携帯電話共に発信が出来ずちょっと戸惑いました。きっとみんな電話しまくってたんでしょうね。しかし、ADSLは全く無事でネットは出来てましたので、インフラに被害はなかったようです。午後11時頃まで震度1か2程度の余震が複数回続き、その後は落ち着いています。
 結構大きな揺れだったなぁ、ということでインドネシア国内のことですまそうと思ってたらNHKでニュースが流れているのをみて、慌てて日本の家族に電話したんですけど、家族はニュースを見てませんでした。まぁとりあえずあとで心配されるよりは先に無事を報告できたので良かったです。電話が通じないのでスカイプで。マナドにいながら妙な感じです。

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 日本のサイトでも数時間後には幾つも記事が見つかりました。それぞれ詳細に相違が見受けられますが、さすがにネットのニュース速報は早いですね。毎日新聞は今回は配信記事なので「ダイビングで有名なマナド」と紹介してませんでした。どのニュースでも津波の恐れを報告してましたが、どうだったんでしょうか。我が家は高台にあるのでどうなのか分かりませんけど、もし到達したら震源が近いので市街がちょっと心配です。
 ところで、安否確認の連絡を受けたときに「だいたい震度4強ぐらい」と経験で答えていました。家の戸がきしみ、棚に並べてある不安定な物が落ちる程度だったので適当にそう答えてました。で、あとで震度というものを調べてみたら、強弱も震度の段階としてしっかりとあるんですね。残念ながら、震度4強というのはありませんでしたけど、しかしながら、体感の説明文を吟味するにやはり我が家の揺れは4と5弱の間、まさに4強が相応しいのではないかと思います。我ながら素晴しい分析でした。とそんなことで喜んでいる場合ではありません。怪我をした方もいらっしゃるそうなので、被害が少ないといいのですが。
 揺れが起こる直前に屋根裏の小動物達(たぶんネズミ)と巣を作っている小鳥たちが一斉に騒ぎ出しました。そしてその後数秒後に揺れが訪れました。人間以外の動物は地震を予知できるとよく言いますけど、ほんとですね。その数秒で家から脱出するのは難しそうですが、何かの下に隠れることぐらいは出来そうです。
震度 - Wikipedia
気象庁 | 震度について
【毎日新聞21日】米地質調査所によると、インドネシア・スラウェシ島沖のモルッカ海で21日午後7時27分(日本時間同8時27分)ごろ、マグニチュード(M)7.3の強い地震があった。震源はスラウェシ島北部マナドの東約165キロ、震源の深さは10キロ。インドネシア気象庁は津波の恐れがあるとして注意を呼び掛けた。
【時事通信21日】米地質調査所によると、インドネシア・スラウェシ島北部マナド沖でジャカルタ時間21日午後6時27分(日本時間同8時27 分)、マグニチュード(M)7.3の地震があった。インドネシア気象庁は地震の規模をM6.5とし、マナド周辺に津波警報を発令した。

2007年1月18日木曜日

インドネシア語技能検定試験

 インドネシア語にも検定試験があります。正式名称は「インドネシア語技能検定試験」と言って、級による違いはありますが年2回、国内数カ所とジャカルタで受験することが出来ます。マイナー言語の検定ということでその価値や信頼性はまだまだのような気もしますけど、定期的に開催されているのはすごいです。E級からA級、その上の特A級と全部で6段階になってるんですけど、上の方は面接試験もあったりして受験料も高くなってます。ちなみに特A級は1万8千円です。驚きなのはどの級もジャカルタ受験の方が割高になっていて、同特A級は180米ドルです。高い。
 受験者数と合格者数を見ると上位の級になるに連れてジャカルタ受験者の相対的な合格率が下がっていきます。駐在員とその家族がちょっとかじって受験してることが想像できます。インドネシア語は取っつきやすいですから、住んでれば誰でも片言を話すことが出来るようになりますので下の方の級なら合格できるけど、日本で本気で勉強してる人たちには到底敵わないといったところでしょうか。で、特A級というのはなんなんでしょうか。受験者もほとんどいません。

2007年1月16日火曜日

マナドの雨季

 最近物凄い雨の量です。これがマナドの雨季なのかと感心してます。東南アジア地域の雨季は、午後の1、2時間ぐらいのスコールが毎日続くというのが当たり前だと思ってたので、ちょっと衝撃です。マナドは土砂降りと小降りが断続的に数時間も続きます。時には物凄い豪雨が半日も続いたり。もちろん、他地域にもそういう降り方はあるでしょう。でも、私は初めての経験でした。年末からほぼ毎日この状態です。今日は夕方からつい今まで。木曜の夜から金曜の朝までは物凄い降りでした。土砂降りが半日続きました。局地的には台風の雨量よりだいぶ多そうです。年末年始は雨の時間帯はまちまちだったけど、ここのところはもっぱら夜です。仕事に出る朝から日中は困るので、今の降り方は嬉しいです。夜も涼しいし。でも、こっちの人はこれが寒いって言うんですよね。25度ぐらいなのに。

ADSL復旧

 数日前になんとかADSLが復旧しました。台湾地震の翌日から使用できなくなったこともあり原因はほぼ確実だとは思うんですけど、どうやら地震だけが理由ではありませんでした。ニュースを見ると海底ケーブルの復旧には2週間かかるって言うし。それで、しばらくダイヤルアップで我慢して様子を見ることにしてました。1週間が過ぎ、2週間が過ぎ。いくら何でも遅すぎるだろうと思いサポートセンターに電話してもなしのつぶて。折り返し電話するからと言われてそのまま無視なんて日常のこと。我慢できなくなって大家さんに助けを求めることにしました。なんと、斜向かいの大家さんの家では地震の翌々日に復旧してたそうで、我が家の状態を見てえらい驚いてました。

 で、大家さんが電話する。私も電話する。それでもテルコムは忘れてるのかめんどくさいのか無視。数日そのやりとりを続けた後、次の日の朝に見に来てくれるというアポをやっと取り付けました。インドネシアの定石通り来ない。大家さんキレる。店に乗り込むぞと脅してもらったら、その日の夕方に来ました。3人で。なにやらモデムをいじったらすぐに使えるようになりました。どうやら、停電やら事故後に設備をいじったりやらで設定がリセットされたか変更になったみたいです。日本だったらモデムの再設定方法のマニュアルとか渡されるのが当たり前ですが、インドネシアでは全くそんなことはありません。契約すると、ただモデムが置いて行かれるだけ。IPはリセット前なら自分で調べておくことは出来るけど、それが変更になったらお手上げです。たぶん変更になってもクレーム来るまで連絡ないと思います。
 取り敢ず一件落着。謎なのはなぜ3人で来たのか。運転手が必要なのかと思いきや、処理したのも運転してたのも同じおっさんでした。あとの2人は見てただけ。3人別のとこに行って仕事すればいいんじゃないかと思うけど、インドネシアじゃきっとそれが出来ない重大な理由があるんです。というわけで、我が家のネット不通問題の原因は確かに台湾地震によるものといえばそう言えないこともないけど、実際は別の問題でした。

NTTの交換局で火災

INTERNET Watch15日】NTT東日本は、神奈川県鎌倉市の交換局で、BBテクノロジーの設備から発火する事故が発生したことを明らかにした。現在まで、交換局内に収容されている通信サービスに対する事故の影響はないという。
 NTT東日本によれば、発火事故が発生したのは14日午前10時30分頃。BBテクノロジーがNTT鎌倉腰越局に設置していたバッテリー設備が発火した。NTT東日本社員および消防隊の消火活動により、同日午後0時26分頃に鎮火したという。発火原因については、BBテクノロジーが調査中としている。
 鎌倉の交換局で小火があったようです。海外に住んでるから関係ないですけど、やはり地元のニュースは気になります。どうやらネットには影響がなかったみたいでなによりです。でも、どっちにしたってヤフーだから関係ないか。他の設備に影響があれば家族がちょっと困るかもしれないけど。まあ本心を言えば、当たり前だけど多少被害があっても今は関係ないです。

2007年1月12日金曜日

墜落機発見

【ロイター11日】インドネシアの空軍当局は11日、10日前から行方不明となっていた旅客機(乗客乗員102人)の尾翼の残骸(ざんがい)がスラウェシ島沖の海中で発見されたと発表した。また、警察はロイターに対し、近くで1人の女性の遺体が発見されたことを明らかにした。
 マカッサルにある空軍基地の司令官は記者団に対し「(行方不明となっていた)民間航空会社アダム・エアの機体の一部が発見された」と述べ、番号の入った水平尾翼の左部分が見つかったことを明らかにした。港町パレパレの南方8キロ、海岸線より300メートルの沖合いで漁師によって発見されたという。
 捜索中だった航空機の機体がやっと見つかりました。国がでかいのは分かるけど探しすぎです。10日も探してました。でも、発見現場が海中だったということで、墜落現場の特定には至ってないようです。最近は天候が悪かったからこれだけ時間が経てば相当流されてるでしょうし。1名の遺体が収容されたとのことですけど、あと101名のうちどれだけ見つかるでしょうか。かなり絶望的です。

Adam Air Indonesia

2007年1月5日金曜日

連日の雨

 年末から始まった雨が今日もまだ続いています。雨季だからと言えばそうなんですが、今シーズン始まって以来のまとまった雨になりました。一日一回のスコールではなく、日に何度も集中豪雨がやってきて、時には数時間も続くこともあります。初めての雨季を経験して、マナドは意外に雨が少ないと思っていたんですけど、マナドの雨季の降り方はちょっと違ったようです。このまま数ヶ月こんな調子なのか。ちょっと心配です。
 ジャワ海で船が遭難したのも悪天候によるものと言われています。でも、距離的にマナドとジャワの気候はあんまり関係ないかも。先日墜落した飛行機は関係あります。マナド行きでスラウェシ島に落ちたと言われてますので。
 強い雨が数時間降り続いて、停電になりました。そういえば、半年ぐらい物凄い頻度であった停電がクリスマス前から今日まで全くありませんでした。この時期マナド人にとって非常に大切な日が続くので、電力会社も心得てるみたいです。あるいは当局の指示か。

2007年1月4日木曜日

マナド-成田の航空券

 マナドというと乗り継ぎもあるし距離も離れているので日本から行くのは大仕事という印象があります。それは正しいです。確かに大変です。日本からマナドに来るにはジャカルタまで来て国内線に乗り換えるかバリで乗り継ぐことになります。さらに、国内線も直行というのがなかなか見つからず経由便を強いられてしまいます。ジャカルタからの場合はカリマンタン(ボルネオ)島のバリクパパン経由かマナドのあるスラウェシ島の南端、マカッサル(ウジュンパンダン)経由になります。バリからの場合は大抵マカッサル経由でしょう。
 インドネシアに入国してから国内線で移動するとなるとこのように大変なことになりますが、実はマナドにはシルクエアーがシンガポールから国際線を飛ばしているので、シンガポール経由という手もあります。シルクエアーはシンガポール航空の関連会社なので続けて買えばかなり割安になります。こんな辺鄙なとこなのに日本からシンガポール航空で来ると予想外の安さに驚きます。オフシーズンは5万円台前半というものもあって、各種税金と空港使用料を合わせても6万円台で収まってしまいます。なぜかガルーダインドネシア航空の方が値段設定が高くなってます。確かに移動距離は長くなりますけど、同じ航空会社の国際線と国内線を乗り継ぐだけなのにどうしてなんでしょうか。謎です。

 日本で航空券を手配するとシルクエアー+シンガポール航空の方が安くなります。が、マナドで手配するとガルーダの方が安くなります。自国の航空会社の経営を守るためによくある途上国方式がインドネシアでも健在のようです。
 この間シルクエアーのオフィスに行ってチケットを取ってきました。1ヶ月オープン、航空券発券手数料(通常はEチケットという航空券なしの手配なので航空券を発券するために手数料がかかります。確か15ドルぐらいって言ってたような気がします。)、燃料税、空港使用料などなど総額で1,022米ドルでした。高いです。でも、ANAのマイレージクラブにマイルが貯まることを確認しました。シンガポール航空はANAと同じスターアライアンスですが、いわゆる格安航空券などではANAにマイレージを貯めることが出来ません。そういうところからも、格安ではないグレードの高い航空券であることが分かります。さらに、シンガポール市内のホテルかチャンギ空港内のアンバサダートランジットホテルの無料宿泊券が付いていました。チャンギ空港で乗り継ぎのためにかなり待つことになるので、それは嬉しいサービスです。
 一方ガルーダはというと航空会社のオフィスでは以下のような価格設定になってました。
1ヶ月FIX 600米ドル+148米ドル(税金等)計748米ドル
2ヶ月FIX 620米ドル+148米ドル(同上)計768米ドル
3ヶ月FIX 650米ドル+148米ドル(同上)計798米ドル
6ヶ月OPEN 680米ドル+148米ドル(同上)計828米ドル
1年OPEN 765米ドル+148米ドル(同上)計913米ドル
 なんとガルーダの1年オープンよりシルクエアー+シンガポール航空の1ヶ月オープンの方が遙かに高いです。ガルーダを使えば日本行きへはジャカルタで、マナドに戻る際はバリで同日乗り換えが出来るというメリットもあります。でも、よく考えるとやっぱりガルーダには極力乗りたくありません。怖いです。比較対象がシンガポール航空というのもガルーダにとっては分が悪すぎました。
 シルクエアーはインドネシアにありながら、さすがはシンガポール航空系列ということもあってサービスも良く信頼も出来ます。マナドではどの店も閉店時間のかなり前、1時間前にも店仕舞いをするところが多い中、閉店時間を15分ほど過ぎてダメ元で入ってみたのに、その後しばらく店を開けて応対をしてくれました。店が開いていることと閉店時間を直前に電話で確認して行ったのに、閉店時間の30分前に鍵が閉まって誰もいなくなっていたTNTとはえらい違いです。トランジットホテルについて訊いたことも後日自宅まで電話してくれて答えてくれる献身ぶりです。シルクエアーのオフィスで予約を入れて購入しようとするとこうもアドバイスをしてくれました。
「予約はここで入れておくので、どこかの代理店で購入すれば5%ぐらい安くなりますが、どうしますか。」
 一瞬迷いました。でも、よく分からない代理店でカードを使うのも怖いし、50米ドルぐらいのことなので安心料としてシルクエアーで購入することにしました。
 シルクエアーに勤めているシンガポール人が以前の隣人だったことを思い出し、発券と支払いを待つ間にそのことを聞いてみると、応対してくれていたお姉さんは奥の方に引っ込んでしまい、戻ってくるとなぜかお友達価格ということで50米ドルほど割引してくれちゃいました。以前その店舗のマネージャーだったけど数ヶ月前に別の店舗に移って今はそこにはいないそうですが、そのマネージャーから隣人が日本人だという話を聞いていたんだそうです。代理店で買えば数%安くなり、代理店にも手数料を支払うでしょうから割引の余地はあるんでしょうけど、そんなことで値引きされるとは思いもしませんでした。ただ、一度も会うことがないまま引っ越してしまったので、その隣人の顔を知りません。

マナドの鍋

 よく買い物に行くスーパーで去年の夏から11月にかけて調理器具の販促キャンペーンをやってました。5万ルピアの買い物につき1枚もらえるシールを15枚集めると割引価格で購入できるというものです。その調理器具というのがかなりいいお値段です。フライパンの通常価格が59万9900ルピア。割引後でも26万ルピア。一番高い鍋は74万4900ルピア、割引後で33万5000ルピアです。TIVOLIというメーカーは有名なんでしょうか。

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 日本などの鍋の値段を考えればたいしたことがないですけど、この国のスーパーではその数分の一の値段で同じような物が売られてますので、やっぱりちょっと躊躇します。しばらくマナドで暮らすことになるといっても持って帰るほどの値段でもないし、かと言って捨てていくのはもったいない。中途半端な値段です。結局300万ルピア分を集めてからはシールをもらうのをやめてしまいました。

2007年1月3日水曜日

墜落機実は未発見

【毎日2日】(前略)国軍当局者は2日、同島西部山中で機体の残がいが見つかったと述べたが、ロイター通信によると、捜索活動にあたっているハサヌディン空軍基地のエディ・スヤント司令官は同日夜、墜落現場が特定されたとの報道を否定、「機体は依然、見つかっていない」と述べた。
 マナドはダイビングなどで有名なリゾート地。在スラバヤ日本総領事館によると、搭乗者名簿に日本人とみられる名前はない。アダム・エアは乗客に3人の米国人が含まれていたことを明らかにしている。(以下省略)
 90名死亡で12名の生存者が重体と発表されていました。しかしその後捜索活動に当っている空軍司令官が、それを否定しちゃいました。一度は人数まで細かく発表していたのに、やっぱり未発見だそうです。何のためでしょうか。嘘の発表をしちゃったんで、いったん振り出しに戻したんでしょうか。今後のニュースが気になります。
 ところで、毎日はやっぱりマナドを「ダイビングなどで有名なリゾート地」と紹介しています。嘘じゃないからいいけど、マナドってダイビングしかないわけじゃないですから。

INDOSATnetの接続料金

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 普段はADSLを使っていてそちらに障害があるときは契約不要のTELKOMNet Instanというダイヤルアップサービスを利用しています。私は利用しませんが、マナドにももちろん契約方式のダイヤルアップ接続サービスもあります。そのうちの一つINDOSAT M2のダイヤルアップ接続サービスの料金体系について紹介します。5種類のプランから選択できるようになっていて、登録料は各プラン一律45,000ルピアです。表にしてみます。

コース/月額/基本時間/超過料金(分)
Dial Up Personal/25,000ルピア/なし/2,820ルピア
Paket Dial Up
Paket Hemat/55,000ルピア/20時間/2,500ルピア
Paket Bronze/100,000ルピア/38時間/2,500ルピア
Paket Silver/180,000ルピア/71時間/2,500ルピア
Paket Gold/700,000ルピア/283時間/2,500ルピア
10%の税金と通話料100ルピア/分が別途必要。
 去年の夏と比べるとDial Up PersonalとPaket Dial Upの超過料金がそれぞれ130ルピアと100ルピアずつ値下げされました。またPaket Dial Upの基本利用時間が安いプランから順に1時間、4時間、3時間、12時間ずつ増えました。以前はPaket HematとPaket Bronzeが違うプランなのになぜか同じPaket Bronzeという名前だったり、現在のPaket BronzeがPaket Hematより割高の設定になっていたりと至る所に不備が見られましたが、どうやら改善されたようです。

ガルーダのマイレージ

 ガルーダのマイレージプログラムはGFF Programと言います。ガルーダのオフィスに行って申し込むことになってますが、ホームページから申請することも出来ます。記入項目が多岐にわたりますので、家でゆっくり書けるホームページは便利です。以前は外国人の入会にはKITASが必要でした。申請用紙にもそう印刷されています。つまり、インドネシアに職を持って住んでいないと難しかったわけです。もちろん、KTPでも大丈夫です。それが、海外に居住する外国人もプログラムに参加することが可能になったというニュースを機内誌の中に見つけました。確か昨年7月頃から条件が変更されたと記憶しています。記憶が曖昧ですが、まずはシンガポールなどのオフィスから始めてその後順次世界中に拡大するようなことが書かれていたように思います。申請書を使った申し込みはそのようですが、ウェブ上では今もすぐに申し込むことが出来ます。私はオフィスで、妻はウェブで申し込んでみました。

0103-1

 しかし、申請後の最初の搭乗があって正式な入会となります。搭乗が確認されるとマイレージカードとガイドブックが送られてくるそうです。そういえば私は9月に申請して、10月初旬に搭乗しました。その後今日までで計4回利用しましたがまだカードは届かず、申込書の端に付いてるぺらぺらのテンポラリーカードをいまだに大事に保管しています。遙か昔のことのように感じます。でもよくよく考えればまだ3ヶ月経ってません。この国では特に遅いということではないんでしょう。サイトではちゃんとマイルの加算が確認できてますので気長に待つことにします。

携帯リチャージ

 インドネシアでも携帯はプリペイド方式が一般的に利用されています。キャリアは多様です。私自身はその中で料金も高く通話範囲も広いTelkomsel社のsimPATIというサービスを利用しています。いわばインドネシアのドコモに当るサービスです。リチャージの種類は豊富ですがカード販売は5万と10万の2種類だけで、ほとんどはATM払いかネットバンキングのみの扱いとなっています。同社の他サービスや他社はより広い価格のカードを用意しているようですが、simPATIは5万と10万の2者択一。
 マナドの店頭に陳列された10万ルピアの券面には長いこと2005年のミスアジアコンテストの写真が印刷されていました。最近はなぜかマイケルオーウェンです。広告契約でもしてるんでしょうか。オーウェン版の裏には、オーウェンの待受け画像をダウンロードする方法というのが書かれています。ちなみに10万のカードは現在店頭で9万7000ルピア前後で販売されています。

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 simPATIのチャージ額と利用可能期間などについてまとめてみました。
額面/通話可能期間/番号保全期間
20,000ルピア*/15日/30日
50,000ルピア/30日/30日
100,000ルピア/60日/30日
150,000ルピア*/120日/30日
200,000ルピア*/150日/30日
300,000ルピア*/180日/30日
500,000ルピア*/210日/30日
1,000,000ルピア*/240日/30日
 カードの番号を登録すると額面ごとに設定されている期間だけ通話が可能になり、その期限を過ぎると着信のみ可能な猶予期間が30日与えられます。この期間内に追加すると凍結されていた残額も復活しますが、30日を過ぎると利用残額は没収の上、番号も利用不可能となります。カードを使う場合は10万ルピアが最高額ですので、一回入金することで最長90日間電話番号を確保できます。駐在している場合は90日以上も帰国することは稀でしょうからこれで十分です。まぁ駐在員は普通は会社に請求が行くので、プリペイドカードを買うことなんてないと思いますけど。
 たまにしか来ないけど携帯を持ちたいという場合はこのプリペイド方式でsimPATIの番号を確保することは難しいです。インドネシアの銀行に口座がある場合はネットバンキングでチャージできるので、日本から入金することも可能です。また、口座振替にすることも出来るようですが、いずれにしても在留者でない外国人が国内に口座を開くことはかなり困難です。カードを店頭に並べている店舗の中には、ATMやネット経由で10万以上の高額の入金を受け付けてくれるところもあるそうですが、それらの方法では割引がない上に、業者にいくらかの手数料を支払わなければならないかもしれません。
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 私が使っているBIIのネットバンキングでもsimPATIのチャージが出来るようになっています。カードを買いに行って小銭でこするのが面倒なので次はネットで入金しようといつも思いながら、カードの割引販売額の数千ルピアをけちって、毎回カードを買いに行ってます。

国際通話キャンペーン中

 さっき国際電話をかけたら番号変更のアナウンスが流れてました。
 固定電話と携帯の双方で利用できるTELKOMの国際通話サービスがあります。認識番号は017です。他にもある中で私の知る限り最安なのでいつも利用しています。いつものように017にかけると01017にかけ直すように促されました。サイトで確認するとありました。先月1日から2月末までキャンペーンのようなものがあって指定された30カ国に6秒99ルピアで通話可能だそうです。かなりお得です。

 ちなみにsimPATIの国際通話サービス(Tarif Kartu simPATI)の料金は以下のようになっています。1分当たりの価格です。日本はグループⅠに入ります。
通話先/ノーマル/ディスカウント/スーパーディスカウント
NA/(07:00:00-21:59:59)/(22:00:00-22:59:59)/(23:00-06:59:59)
グループⅠ/8000ルピア/8000ルピア/7500ルピア
グループⅡ/12000ルピア/12000ルピア/11000ルピア
海外へのSMS発信は全世界、全時間帯とも600ルピアです。
 固定電話から海外へ発信する方法はいろいろです。TELKOMのサイトをざっと見たところ3つありました。TELKOM SLIに2種類とTELKOMGlobal-017です。ですが、TELKOM SLIは安い方の007発信のものしかかけ方が書かれていないので通常料金の方のかけ方が分かりません。001のことでしょうか。
国名/SLI(分)/SLI007(分)/017(分)(SLIの40%引き)
ベトナム/4,900ルピア/4,410ルピア/2,940ルピア(私の予想)
日本/9,400ルピア/7,520ルピア/5,640ルピア(私の予想)
 料金の違いは音質の差でしょうか。他にも固定電話サービスにFlexiなどのようなものもあってそれらにも国際通話サービスがありますが、専用の回線契約と専用端末が必要になります。
 固定電話で017を使ってベトナムにかけてみたところ、30カ国に入ってないのに01017でかけ直すようにというアナウンスが流れました。現在携帯から017を使って国際電話をかけると接続前に切断されてしまいます。で、試しに01017でかけてみたら繋がりました。繋がったのはいいもののベトナムまで1分50秒の通話で1万9千ルピアでした。simPATIの通常料金よりも高いこの価格はいったいなんなんでしょうか。
 01017を使って携帯から日本へかけたら59秒で5000ルピアでした。simPATIの通常価格より安く、017価格よりも安い。でも30カ国に日本の名前があるのに、6秒99ルピアからはほど遠い価格です。1分五千ルピアはどこから出てきた料金なのでしょう。謎です。
 しかも、さっき妻が通話している時に同じ番号へかけてみました。当然かかりません。呼び出し音も鳴りません。が、携帯を見るとカウントが始まりました。13秒で切れたので、すぐに直近の通話料を確認してみるとこんな表示が。
Biaya panggilan keluar terakhir selama 00:00:13 adalah Rp.2375.
 ご覧の通り13秒通話で2,375ルピア課金されてます。どういうこと。国内通話料がかかったようです。6秒99ルピアだったら297ルピア、税金込みでも327ルピアなのに。恐るべし。

マナド行きの旅客機墜落

【読売新聞2日】インドネシアで1日午後、同国民間航空会社「アダム・エア」のスラバヤ発マナド行きボーイング737型旅客機(乗客96人、乗員6人)が離陸から約1時間後、遭難信号を発して消息を絶ち、2日朝、スラウェシ島の山中で墜落しているのが見つかった。アダム・エアによると、同日午前、12人の生存が確認されたが、いずれも重体。約90人の遺体も発見された。在スラバヤ日本総領事館によると、搭乗者名簿に邦人の名前はないという。
 一方、別の民間航空会社「ライオン・エア」も2日朝、東部アンボンのパティムラ空港で滑走路をオーバーランする事故を起こした。
 昨夜、普段は見ないNHKを正月だからということで見るともなくチャンネルを合わせていたら、インドネシアの旅客機が消息不明とのニュースが流れていました。数年前と比べて栗本アナの化粧が年々濃くなっています。着実に老けていってるようです。話がそれました。一夜明けた今日、墜落が確認されました。スラバヤ発マナド行と聞いたときに海中に墜落かと思ったんですけど、何とか海は越えてきていました。陸地まで辿り着けた結果として12名の生存者がいました。

 墜落したアダムエアーというのは名前だけは聞いたことがありました。その他マナドで聞く名前としては同日に事故を起こしたライオンエアーやメルパチ、バタビアなどがあります。インドネシアは広範囲に散らばった島国なので飛行機は移動に欠かせません。上に挙げた他にもまだまだあります。ただ、一つ共通して言えることはどれにも乗りたくない。ナショナルフラッグであるガルーダでさえ出来れば遠慮したい航空会社です。ガルーダの路線がない目的地に出張命令があるなど、止むを得ない事情がない限り他社を利用することはないでしょう。正月早々関係者の方はお気の毒です。
 今日はこの時期珍しく日本全国で雨模様だったようです。マナドは30日ごろから元旦の夜まで今シーズンで一番多いのではないかというぐらい降ってました。1時間ぐらいのスコールがあって、数時間後にまたスコール。そのまた数時間後にスコールという具合です。そして昨日の晩飯時から真夜中までは一連の雨の総仕上げという感じで強い雨が降り続いていました。マナドとスラバヤはたぶん3時間ぐらいの距離です。インドネシアはバカでかいのでマナドの天気とスラバヤの天気なんて全く関係ない余所の国の話と同じです。でも、墜落現場とマナドはまあまあ近いとも言えるので、昨日の悪天候も一因かもしれません。
【毎日新聞2日】(前略)マナドはダイビングなどで有名なリゾート地。在スラバヤ日本総領事館によると、搭乗者名簿に日本人とみられる名前はない。ジャワ島北方のジャワ海では、30日未明にも客船が転覆するなど悪天候が続いていた。
 カリマンタン-ジャワ間の船が沈没したのもほんの数日前のことで、年末年始に大事故が続きます。数少ない日本語のニュースをいろいろ見たけど「ダイビングなどで有名なリゾート地」とマナドを紹介してるのは珍しいです。署名記事なので毎日のジャカルタ特派員はダイビングをする人かもしれません。

2007年1月2日火曜日

Telkom Speedyキャンペーン

 我が家ではTelkom Speedy(Telkom Speedy Manado)というADSL契約をしています。料金がバカ高いのが玉に瑕です。が、11月にかなり思い切ったキャンペーンが発表されました。ほぼ半額の大盤振る舞いです。詳細は以下の通り。

キャンペーン期間2006年12月1日から2007年2月28日まで
コース/通常価格/割引率/キャンペーン価格
Limited Personal (750MB)/30万ルピア/50%/15万ルピア
Limited Profesional (2GB)/70万ルピア/50%/35万ルピア
Unlimited Office/200万ルピア/50%/100万ルピア
Unlimited Warnet/300万/40%/180万ルピア

超過料金が通常700ルピア/MBのところ28.5%引きの500ルピア/MB。さらに、Limited Personal (750MB)の上限が1GB、Limited Profesional (2GB)は2,5GBに増枠されています。

 まぁこれでも十分高いと言ってしまえばそれまでですが、何とかキャンペーン後もこの水準を維持して、その後少しずつでいいから料金改定していってもらいたいものです。日本並みに安くしろとは言わないので、せめて周辺諸国ぐらいには何とか追いついてくれることを祈ります。
 でも、せっかくこんなキャンペーンやってるのに地震後の接続障害で全く繋がりません。

ダイヤルアップ接続

 年末の台湾地震の被害からまだ復旧しません。いい加減に早く対策を立ててもらいたいものです。インドネシアと外を繋ぐケーブルは台湾沖の物だけではないでしょう。ADSLは全く反応なしなので、かろうじて繋がるダイヤルアップで凌いでます。ダイヤルアップの方も当初はグーグルなどに繋がらず不安定でしたが、日に日に状況が改善されてきています。
 インドネシアでの契約不要のダイヤルアップ接続先は以下の通りです。接続料金は1分165ルピア(電話代別)です。

TELKOMNet Instan (0809 8 9999)
電話番号:0809 8 9999
ユーザー名:telkomnet@instant
パスワード:telkom

我が家の御節

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 普段からインドネシア料理が上ることが少ない我が家の食卓ですが、今日は正月ということで特に趣向を凝らしました。おせち料理とはほど遠いですけど、今晩の夕食はこんな感じでした。
 雑煮。だしは買えるし、乾燥シイタケも手に入ります。餅はここで売られてる餅米を自分でつきました。ちょっと柔らかめなのを除けばいい味です。
 寿司。醤油とワサビはあまり探さなくても売ってます。残念ながら生魚は怖いので、えびと蒸したいか。海の町なのにあまり店頭に並ぶことがない貴重なえびです。クリスマス前に大振りのえびをスーパーで見かけたので買い占めてきて冷凍しておきました。米の幅の3倍ぐらいあります。ただ、インドネシアの長粒米は握れないので餅米を混ぜてます。寿司酢は自家製ですが結構よくできました。
 生春巻き。ライスペーパーはジャカルタ出張時に仕入れます。ヌックマムはナンプラーで代用。野菜がないのでちょっと風味が違いますけど、日本のデパ地下なんかで見かける"なんちゃって生春巻き"のまさにその味です。
 白菜の漬け物。昆布がないので塩と唐辛子のみ。ゆずやミカンにはライムを代用。気温が高く外に置いとくのは怖いので冷蔵庫の中で漬けました。重しが足りなかったのか漬かり具合がいまいちだけど、味は紛れもなく白菜の漬け物です。キムチも自作してみました。魚のアミの塩辛みたいなのが見つからないので、味に深みが足りないかな。

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 年越しそばに天ざるは日本じゃあまりなさそうだけど、昨夜はしっかりそばを食べました。それといかめし。なぜ大晦日にいかめしなのかは妻に聞かなければ分かりません。ベトナムでもたまに作ってたけど、いかめしって結構簡単に作れます。
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2007年1月1日月曜日

Selamat Tahun Baru 2007!

新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

平成19年元旦


 紅白の最後のところとゆく年くる年を見ながら新年を迎えました。別に海外にいるからと言ってもNHKを見てもまだ感慨があるような年ではありません。日本にいたら絶対に見ないし。
 11時45分から1時間ぐらいに渡って四方八方から花火が上がりました。今の住まいは海に近い小高い山の上に建っていますので、海で上げる花火が自宅からもよく見えました。日本人からしてみれば貧乏くさい貧弱な花火が散発的に上がってるだけですけど、この国の状況を考慮すれば大奮発であることが分かります。携帯のカメラを使ったので上手く撮れてないのが残念です。もう少しだけ綺麗でした。

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 マナドはクリスチャンの町なのでクリスマスの方が盛り上がるのかと思ってましたが、花火に関して言えば今日の方が断然盛大でした。組織的に上げてる花火の他にも近所の広場や近所の家からも打ち上げ花火が上がってました。かなりの高級住宅街なので個人的に大きな花火を上げるのは特別のことかもしれませんけど。
 本格的な打ち上げ花火以外にも日本で家族がキャンプで使うような打ち上げ花火も方々から上がります。これは12月に入った頃からスーパーなどに山積みされていました。この花火を近所の子どもとかがクリスマスの数日前から夜になると連日飛ばしてるのですが、家の前の通りとかで火を点けるので危険なことこの上ありません。かといって大人が注意するわけでもなく、空高く上がったロケット花火が屋根に落ちてきたり、上に飛ばなかった物が庭の植え込みに飛び込んで来たりしていました。今日はでかいのを大人が近所で上げてました。打ち上げの振動で我が家の窓に取り付けてあった防犯アラームが作動したほどです。こんな住宅地であんなでかい花火を上げるなんて日本じゃ到底考えられませんな。多分それも今ので終わりでしょうか。
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 クリスマスの夜もそうであったようにあたり近所で音楽が大音量で響いています。今日も朝までこの調子かな。大家さん宅では家族や友達が集まって宴会が始まっています。私たちは断って寝ることにしました。

通信環境悪化中

【フジサンケイ ビジネスアイ29日】26日に台湾南部沖で発生した大型地震で、アジアの南北を結ぶ海底ケーブルが損傷し、28日もアジア各国でインターネットや国際電話が不通になるなどの通信障害が続いた。
 障害は日本、韓国、香港、中国本土、シンガポール、フィリピン、マレーシア、タイなど多くの国に及んだ。韓国では海底ケーブルの損傷で通信最大手KTの顧客32社が一時ネットや国際電話を利用できなくなった。顧客の大半が金融機関だったが、中央省庁も影響を受けた。
 香港では、固定通信最大手のPCCWのデータ通信の容量が一時50%まで低下。特別行政区政府は28日、不要不急の国際電話やネットの利用を控えるよう住民に要請。中国本土でも北京などでネットや国際電話が通じにくくなるなどの被害が出た。
 シンガポールでは政府が「金融株式市場に混乱は起きていない」と表明したが、市場関係者によると、「トレーダーやネット取引を行う顧客が十分な情報を得られなくなった」という。
■復旧には2週間以上
 台湾の通信最大手・中華電信によると、今回の地震で台湾と接続する海底ケーブル計6本のうち4本が損傷した。28日に復旧したのは通常の3割にとどまっている。年明け2日から専用船による本格的なケーブルの補修作業が始まるが、完全復旧には2週間以上かかる見通しという。
 記事中にはありませんが、インドネシアの通信も甚大な被害を被っています。昨日も書いたように限られた帯域をお偉方や金持ちが確保していると思われます。それで、社会の底辺ではネットがほとんど繋がらない、繋がってもメール受信中にトイレに行って来られるほどの速度を強いられています。
 復旧作業が始まるのは年明け2日から。完全復旧までに2週間がかかるそうなので、気長に待つしかないですけど、テルコムがいつ頃地方のADSL利用者に接続制限を解除するのか。ネットが思うように使えないのが休み中で良かったような、残念なような。複雑な気分です。

 実は今日、携帯も発信できませんでした。他社の状況は分かりませんが、利用しているTelkomselは朝から現在まで発信が出来ません。固定電話から掛けてみると着信は出来るので、発信のみ制限しているようです。国内だから台湾地震は関係なさそうだし、大晦日だからということもあんまり関係なさそう。マナドはキリスト教徒が多い土地柄なのであるいは西暦の新年は私が想像する以上の重みがあるのか。はたまたTelkomselの設備は多少の利用増に耐えきれないほど貧弱なのか。ときどき繁華街で使用できなくなることがあるので、後者が原因と考えるのが妥当でしょう。
【産経新聞29日】6日に台湾南部沖で発生した大型地震は、アジアの南北を結ぶ海底ケーブルなどを損傷させ、東アジアや東南アジア各国でインターネットや国際電話が一時不通になるなどの二次被害が広がっている。スマトラ沖地震とインド洋大津波からちょうど2年目に起きた地震は、インターネット社会のもろさと弱点をさらけ出した。 「今回、アジアを襲ったのはデジタル時代に対するツナミだった」。28日付の国際紙、インターナショナル・ヘラルド・トリビューンはこう評した。確かに、台湾で起きた地震による通信障害は日本、韓国、中国本土、香港、シンガポール、フィリピン、マレーシア、タイなど各国に、まるで津波が押し寄せるように広がっていった。 韓国では、海底ケーブルの損傷により、通信最大手、KTの顧客32社がインターネットや国際電話が一時つながらないなどの被害を受けた。大半が金融機関だったが、政府の中枢である外交通商省にも影響が広がり、関係者を慌てさせた。
 香港では、固定通信最大手のPCCWのデータ通信の容量が一時50%まで低下。特別行政区政府は28日、「緊急でない国際電話や不必要なインターネットは利用しない」ことを住民に求める緊急声明を発表した。香港国際空港の台湾系航空会社のカウンターでは、コンピューターのシステム障害を併発し、100人以上の行列ができるなど混乱が続いた。
 中国本土でも北京などでインターネットや国際電話が通じにくくなるなどの被害が出たが、ロイター通信によると、中国政府は「海底ケーブルの通信情報は国家機密に属する」(通信当局)として詳細を明らかにしていない。
 シンガポールでは、政府が「金融や株式市場に混乱は起きていない」と表明しているものの、「インターネットがつながりにくいため、トレーダーらの情報が制限されたり、アクセス可能なパソコンで株価を自由にチェックできなかったりするなど、目に見えない影響は計り知れない」(市場関係者)。海外にいる顧客と連絡が取れず、取引できなかったケースも少なくないという。
 また、シンガポールのある日系企業関係者は、「メールの送受信に支障が出るなどで仕事が進まず、開店休業状態。ビジネスがインターネットに支えられていることを思い知らされた」と話す。
 28日付の米紙、ウォールストリート・ジャーナル・アジア版は「世界有数の地震地帯でありながら海底に脆弱(ぜいじゃく)なケーブルが走り、また、急速に経済成長を続ける地域ゆえに情報通信の需要が増え続けているアジアで、危険が高まっている」と警鐘を鳴らしている。
【産経新聞29日】台湾南部で26日夜に発生した地震で、海底ケーブルが損傷し、この影響による通信障害がアジア全域で続いている。台湾側が行った28日の説明では、回線の迂回(うかい)措置で復旧は進んでいるが、東南アジア向けは通常の3割にとどまっている。年明け2日から専用船による本格的なケーブルの補修作業が始まるが、完全復旧には2週間以上かかる見通しという。
 震源地は台湾の南西約23キロの海底で、台湾の通信最大手・中華電信によると、台湾と接続する海底ケーブル計6本のうち4本が損傷した。この影響で国際電話やインターネットがつながりにくくなり、一時、東南アジア向けはほぼ不通の状態となった。
 国際ケーブルや衛星回線への迂回措置をとった結果、28日午前までに日本向け70%、中国大陸向け55~10%まで復旧、被害が直撃した東南アジア向けもシンガポール55%、タイ40%、マレーシア22%にまで回復した。ただ、国際金融都市の香港向けは30%にとどまり、ネットや銀行など企業が利用するデジタル回線は復旧が遅れている。 同社は、ケーブル補修に必要な専用船4隻を日本、英国、シンガポールから借り受け、1月2日からケーブルを海底から引き揚げて溶接などによる破損個所の補修作業に入るという。