2006年12月31日日曜日

台湾地震の影響

 先日の台湾地震の影響でマナドのネットにも被害が出ています。利用中のTelkom SpeedyというADSLは、地震発生後数時間は問題なく使用できたものの、翌日は極端に通信環境が悪化しました。メール一通読むのに数分という酷さでした。ただそれでもかろうじて繋がってはいたんですけど、そのすぐ後から現在に至るまで完全に遮断されてしまいました。普段の障害時には全く情報提供などないのに、さすがに問い合わせが多いのか、あるいは自分らの非ではないので胸を張って言えるからなのか、珍しくホームページに障害報告が掲載されています。
 なぜそれを読めるかというと、ADSLは全滅ですが一部ダイヤルアップが使用できるのでそれを使っています。契約なしで使えるTelkom Instantも生きています。といっても通信状況はかなり低下している上にサイトによっては閲覧できません。ADSLが使えなくなってTelkomに問い合わせたところ、ジャカルタの設備がうんたらかんたらと言ってました。またインドネシア人が適当なことを言ってるとかなり疑ってたんですけど、どうやらほんとみたいです。ジャカルタやバリでもかなり速度が低下して不安定になってるようです。しかし、マナドは完全遮断。インドネシア国内のケーブルが損傷したとは考えにくいですので、ジャカルタなどの都市部や政府機関、大企業向けのトラフィックを確保するために地方の個人向けの、さらには常時接続から切り捨てられたんじゃないでしょうか。きっとそうだ。でなければ同じ会社のダイヤルアップが使えるのにADSLが全く反応しない理由が説明できません。

2006年11月15日水曜日

近所で火事

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 夕方、窓を閉めにいくと黒煙が立ち上っていました。途上国ではどこでもそうであるようにここマナドでも軒先や庭、道路でお構いなしにゴミを焼却しますので、町に出れば白煙はあちこちに見ることが出来ます。下水や側溝の蓋を外して底にゴミを集めて火を点けてる脇を通行人が何食わぬ顔をして通っています。日本だったらすぐに市役所か警察の人がやってきそうです。日本じゃなくてもやってきます。でも、窓から見える煙の量は尋常ではなく、天高く舞い上がっていました。早速カメラを持って妻と一緒に散策しに行ってみることにしました。家の前に出ると近所の人たちも数人外に出ていたので、どこの家なのか話し込んでいると、黒煙の根元が赤く変わるのが見えたので、現場へ急行。

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 どうやらかなり遠かったみたいです。危ないので近くまでは行かずに数百m離れたところから見ていたところ、時間が経つにつれて炎の量が増えて煙の中に火の粉が交じり、野次馬もわんさかとやってきました。初めに家の窓から煙を見てから数十分たった頃、消防車のサイレンが聞こえてきました。遅い。もう確実に全焼してると思います。家に向かう坂を上っていると消防車の放水が見えました。それからまたしばらくして救急車のサイレンが聞こえてきました。遅い。インドネシアは消防車と救急車の待機場所が違うのか。
 火災現場の状況はまだよく分かりません。野次馬の一人によると、2棟全焼だそうです。明日の新聞に載るでしょうか。でも読まないから分かりません。
 私が見ていた方角からだと、ちょうど現場の後ろに教会があって、教会の建物のてっぺんにある十字架が風の具合によって煙と火の粉の後ろに見え隠れしていました。日も沈み薄暗くなる中で炎に照らされている十字架はちょっと不気味でした。

雨季突入

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 ここのところ雨の日が増えてきました。雨の日といっても暗くなってちょっと雨が降ってすぐにまた明るくなります。マナドに来たときは、ここでは雨季は9月から始まるとか10月からだとかと聞いてたんですけど、全くその気配はありませんでした。昨日今日の空模様を見ているとようやく雨の季節到来のようです。

2006年11月8日水曜日

マナドの夕焼け

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 散髪に行った帰りに近所を歩いてたら夕焼けが綺麗でした。マナドはそろそろ雨期の季節なのに全く雨が降りません。この辺り一帯の水力発電源である山の上のトンダノ湖周辺ではかなり雨の日が多くなってきたようで、そう言えばここのところ停電の回数と時間が減ってきました。トンダノ湖に雨がしっかり貯まって、近所では適度な雨量があるというのが理想です。でも、そうはいかないでしょう。我が家は小高い山の上なので洪水の心配はありませんけど、繁華街が浸水する日々も近いでしょうか。
 マナドは海の町ですから、水平線に沈む夕日ばかりが心に残ります。しかし、こうして見ると夕焼けも綺麗です。真っ赤に染まる日や橙色に染まる日、紫色に染まる日。それぞれに味わいがあります。実家と比べても夕焼け綺麗率が高いなぁ。

2006年11月5日日曜日

わかめの味噌汁

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 マナドに来たばかりの時はダブダブを自分たちの口に合うようにしたりして毎日マナド風料理などを作ってました。その後いろいろ食材が集められると分かってからというもの、妻の料理好きが高じて、日本食をはじめとしてベトナム料理、中華、イタリアンなどインドネシア料理とはかけ離れたものばかり食べています。フランス料理の本を取り寄せてからというもの、最近は週3回はフランス料理です。
 たいてい食材はジャカルタなどで買いそろえなければなりません。味噌もインスタントの出汁もわかめもまだマナドでは難しいです。個人的には日本料理には全くこだわりがなく特に味噌汁なんて全く必要ないんですが、妻に付き合わされてここでもしっかりと飲んでいます。

※dabu dabuとは、マナド料理に欠かせないつけだれ。まだ青いプチトマト、唐辛子などをみじん切りにしたものに塩、砂糖、油、味の素などで味付けする。辛い物が好きなマナド人は、唐辛子の分量をトマトと同程度にしているようだが、我が家ではマナド人の10分の1ぐらいがちょうど良い。

2006年10月31日火曜日

手作りピザ

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 ここのところ妻がピザ作りにはまってるようでよく焼いています。生地も自分でこねててなかなか本格的です。台所からなにやら笑い声が聞こえてくるので覗きに行ってみると、テレビでよく見るように回転させながら空中高く放り投げているところでした。やっぱり麺棒で伸ばすのと違うんでしょうか。同じのような気もします。でも、一人で笑いながらパン生地投げてる姿はちょっと恐いです。具はシーチキンです。もちろん缶詰などではなく、一匹買ってきてこちらもお手製です。厳密に言うと鮪とは違う種類なんだそうですけど、そんなことはどうでも良いです。ベトナムにいるときから作ってましたが、日に日に腕を上げています。

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2006年10月23日月曜日

イカカレー

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 カレーを作ってみました。完全に日本のカレーです。日本製のルーを使ってるので当たり前です。ただ、カツカレーじゃなくて揚げたいかが載ってました。これは「ない」ということは妻も分かってるようですが、日本人はやりませんね。お味の方は何の問題もなくいかでもたこでも大丈夫そうです。料理も固定観念を持っていてはだめみたいです。

マナドのネット

 先月異常なほど電話とネットを使ったので2.5jutaは覚悟してたんですけど、なぜか2jutaちょっとで済みました。ネットの利用分に関しては専用サイトで確認できるのですが、その額すら請求額が下回ってます。ネット使用料金は月初から月末までで精算されています。その期間で利用料が制限を超えると超過料金が加算される方式で契約しているんですが、9月分を確認するとなぜか9月1日から10月1日分までとなってました。明らかに契約に反してますし、法治国家としてあってはならないことです。ちょっと大袈裟ですが。そんなことより、どんなシステムを使ってるのでしょうか。おそらくシステムなどはなく手動なんだろうと思います。機械でやっていたらこんなことあり得ません。
 というわけで、もし10月分が規定料金内に収まるのであれば過剰請求になるわけです。でも、それもあり得ないので今回は見逃すことにしました。前に誤請求分を取り返しに行ってえらい目にあいましたので。もちろん、10月分に1日の分が加算されていたらちょっと文句を言ってやろうと思います。でも、よく考えると先月分の請求は数十万ルピアも少ないです。当然これは言いに行きませんけど。結局インドネシアで先進国と同じことを求めるのは到底無理ということです。余計に請求されることもあるし少ないこともある。ならせばトントンということでよしとしましょう。ただまぁ、その間違え方が尋常じゃないのは問題です。前回は40万ルピア以上取り返しに行きましたし、今回はそれぐらい少なくなってます。低所得者層の月給に当たる額です。ですけど、多く取られたときは取り返して、少なく請求されたときはそのまま。得してますね。もともとのネット利用料の高さに目をつぶればですけど。

 数ヶ月使ってみてこの際2jutaで使い放題のプランにしてしまおうかと思ってました。でも、断食に入って休みも増えて家でネットしてることが多くなって、その考えはなくなりました。通信が遮断されまくりです。繋がっていれば公称の384kbpsに近い速度が出ているみたいです。でも、一日中接続していると少なくとも4、5回は切れます。早いときは10分ぐらい、長いと2時間ぐらい、たいてい30分ぐらい通信できません。恐らく24時間監視していたら10回ぐらいは切れてるんじゃないでしょうか。月に数百回も通信障害が起こる回線に無制限プランなんてあほらしくて契約できません。
※現在契約中のTelkom Speedyは原則として通信量課金方式を取っている。750MBまでが30万ルピア。2000MBまでが70万ルピア。超過すると1MBごとに700ルピアが課金される。また個人使用では200万ルピア、商用では300万ルピアで通信量の上限がなくなる。

2006年10月21日土曜日

暑いとよく育つ

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 よく映画なんかで熱帯雨林とか暑いとこの話になるとでかい生き物が出てくるのが相場です。私自身もそんな印象を持っていたんですけど、実際にそうみたいです。ベトナムのゴキブリを見たときはその大きさに感心したものでした。マナドではこれといった大きな生物といっても、まだスーパーに並んでる魚と家に出没する蟻ぐらいしか遭遇していませんが、これから遠出する機会が増えれば色々見るかもしれません。
 そんな中いつも気になっていたのが巨大バナナでした。日本ではエクアドル、フィリピン、台湾バナナ、それからたまにモンキーバナナを見るぐらいですが、東南アジアは異様に種類が豊富で全部名前を覚えきれません。大きさも様々だし、そのまま食べるだけでなく料理に使ったり漬け物にしたりと用途も豊富です。食べ方によっては青いままでもいできて青いまま売られています。素人目には黄色くよく熟して食べ頃だと思うような物でも、実際はそのまま食べるものではなかったりして渋い思いをさせられたことも何度かあります。前いたベトナムも同じくらい種類があったんですけど、若干マナドとは異なっています。ここで印象が強いのは前述の巨大バナナと鉛筆大のひょろひょろバナナです。で、手始めに仕事の帰りにスーパーで「巨大」の方を買ってみました。一本買いです。1200ルピアでした。写真ではなかなか大きさが伝わりませんが、タイルの1辺が30cmですので相当でかいです。が、残念ながらかなりまずかった。お手伝いさんによると、これは揚げたりして食べる種類なんだそうです。

2006年10月15日日曜日

出目金

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 金魚じゃないけど、見た瞬間出目金が思い浮かびました。引き上げられたときに圧力でこうなってしまったのか、もともとこういう顔立ちなのかは分かりません。でも、食欲を誘う顔ではありません。間違いなく。体は良い色してるのに非常に惜しいです。名前は知らないですけど、この魚の種類の名誉のために言っておきます。大口開けて特にあほ面なのは特別みたいです。

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bk1で購入

Cargo Receipt Number: ************

Shipment Information:
Destination Country: INDONESIA Destination City: SULAWESI
Origin Country: JAPAN Service: DOX
Route: TYO/MES/JKT Weight: 4100 gms

Delivery Information:
03 Oct 2006 00:00 Delivered Signed: ****
01 Oct 2006 09:00 JKT On Delivery By Courier

Tracking Information:
28 Sep 2006 14:35 TYO Sent to MES by Air
28 Sep 2006 13:08 TYO Consolidated into BWB 222803092 at TYO
27 Sep 2006 17:56 TYO Shipment details entered by TYO
27 Sep 2006 11:24 TYO Picked up by TYO
 9月24日にオンライン書店ビーケーワンで本を買いました。マナド時間で午前零時前でした。そして出荷の連絡が来たのがマナド時間の27日午前7時。ここまでは順調でした。そこからが長かった。bk1では海外送付に航空便、SAL便、EMS、船便、OCSと幅広い選択肢が用意されています。他の国だったら船便とかを使いたいところです。そうじゃなくても少しでも安い方法を利用すると思います。しかし、ここはインドネシア。前回EMSの受け取りでえらい目にあったのでなんとしても郵便局を通すのは避けたいと思いました。で、選んだのはOCS。意外なことにEMSより安いではないですか。今回4,100gとのことでしたけど、4,000g未満の4,700円が適用されていました。ちなみに4,500g未満は5,200円です。負けてくれたみたいです。その他の輸送方法は郵便局のものなのでさすがにそんなサービスはしてもらえないでしょう。

 で、毎日OCSのサイトで追跡しました。発送は順調に行われたようです。そこからの更新がありませんでした。10月に入っても進展なし。主要都市では所要2、3日とあったのでマナドでは1週間ぐらいはかかるものと覚悟していました。が、1週間を過ぎても全く音沙汰がなくちょっと心配になりかけたところに、ジャカルタを通ったとサイトに表示されました。10月1日にジャカルタで番号が入力されたということになってます。でも、表示されたのはそれから何日も経ってからのことなので怪しいものです。そしてさらに待つこと数日、7日の午後に無事届きました。その数日後また配送状況を確認してみると、なんと3日の0時に配達完了になってます。時間はいいとして4日もさばを読んでるのはどういうことなんでしょうか。さすがインドネシア。クーリエのトレースも全く意味がありません。さらに驚くのは、受け取りのサインもサイトで確認できるところ。お手伝いさんの名前が表示されてます。ベトナムは受け取るときにたまにはパスポートを見せることもあったんですけど、ここではこれまで数十回、全部お手伝いさんのサインで受け取ってます。融通が利くのは良いことですが、なくなっても全く相手にされないのは想像できるのでそれも考えものです。
 箱はぼろぼろでしたけど中身は疵もなく満足できるものでした。しかし、OCSはメダン経由でジャカルタに運んで、マナドへはそこから配送されるようです。マナドに支店が出来て逆回りのルートも出来たらもう少し早くなるかもしれないですけど、それは無理そうです。

2006年10月5日木曜日

マナド人の舌

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 ミナハサ料理は舌が痺れて味が分からなくなるほど辛いです。ここの人に言わせるとジャワの料理は甘すぎるそうです。そうは言うものの甘いものも大好き。かなり体に悪そうなショッキングピンクの着色料。ちょっとためらいました。でも、折角出してくれたので試しに1つ食べてみました。茶色く煮詰めたココナッツが入ってました。懐かしいベトナムの味です。やはり同じ東南アジア。共通点もいっぱいあります。「寿」って書いてあるのも中国系の多さを物語っています。

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 紅茶も出てきました。なんなんすかこの砂糖の量。昔から砂糖は貴重品で高価なものらしく、客人に大量の砂糖を振る舞うのが最高のもてなしだったそうで、それは今も変わりません。透明のコップの底に沢ガニが隠れるほど大量の砂糖が沈んだ紅茶が出てくると甘い菓子に手を出す勇気も失せてしまいます。甘い菓子に甘い紅茶はちょっと勘弁です。ティーカップで砂糖お好み分量であればこそ、菓子を試せるってものです。もちろん紅茶は砂糖抜きで。ところで、この容器は蓋がありませんでした。蓋が閉められないぐらい砂糖を盛ってるとアピールしてるのか。ただ単になくしたのか。

マナドのインフラ

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 日を追うごとに停電の頻度が高まってます。2日に1回だったのがここのところほぼ毎日になってます。朝から夕方まで電気なしというのはたまにしかないですけど、たいてい停電があるのは夜なので困ります。時間と地域の持ち回りで、夕方から3、4時間程度が最近のお偉いさんのお気に入りのようです。9月は規則的に2日に一度、午後5時頃から午後11頃までの間で平均4時間ほどだったので、ある程度予想が出来ました。ところが昨日は朝10時頃から4時間、午後5時から1時間、午後10時から1時間と断続的に発生するようになってしまいました。電力不足による計画停電なのは間違いないですけど、いよいよ末期的な状況のようです。ただ、原油高や燃料不足が主要因ではなく、聞くところによるといくつかある発電機のうちの1つがいかれてしまったんだとか。かなり深刻です。ニュースにもなってて、修理だか新規購入だかの対策を立てるために、関係機関や政府にお伺いを立てているところだそうです。本格的に雨期になるまでの辛抱かと甘く見ていましたが、こりゃしばらく停電は解消しなさそうです。今日も朝からもちろん停電がありました。

 ネットの接続状況も相変わらずです。ぶちぶち切れまくってます。でもたいてい10分くらい待てば復旧するし、繋がってるときは公称の速度に近いものが出てるので、まぁよしとしましょう。ガスはプロパンなので問題ありません。が、飲料水もガスも電話しても平気で2日ぐらいは待たされるので、早めの手配と買い置きが必須です。ベトナムにいたときはガスが切れて電話すると、1時間以内には必ずやってきました。マナドではぜったいにあり得ません。
 後は水回り。マナドの水道はかなり悪いようです。上水も下水も。乾季にせよ雨季にせよ断水はしょっちゅうだそうで、強い雨が降ると場所によっては膝丈まで浸かります。我が家は地下水を浄水して使ってるし立地も山の上なので、水に悩まされることはありません。

2006年10月1日日曜日

マナドで天麩羅

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 天ぷらは揚げる技術が難しいだけで材料は別にたいした物を使ってませんから、海外でも問題なく作れます。が、最近はマナド近郊でも鳥インフルエンザ発生という情報があり、地元紙マナドポストにも掲載されていたそうです。だから、卵は使えない。でも、ベトナムにいたときも卵がない中で妻はいろいろと考えて天ぷらを揚げ続けていました。
 食材は豊富です。日本とは違うけど野菜もあるし海鮮は安くて新鮮。醤油もみりんも手に入るし、出汁もあるのでつゆも大丈夫。しかし、ここはマナド。ダブダブで食べてみました。ダブダブとはマナド特産のつけだれです。小さく刻んだまだ青いプチトマトに唐辛子、塩、そして大量の味の素。マナドの人と同じ分量で唐辛子を食べてたら体が持たないので、トマトは5倍で唐辛子は5分の1。それに夫婦共々味の素を食べると体調を崩すので一切使いません。インドネシア人に言わせると物足りない味のようですが、我々にはこのダブダブが最高です。

2006年9月21日木曜日

インドネシアのネット

 マナドはネット事情が悪いと聞いていましたが、金さえ払えばADSLなどの選択肢もありそれほど不自由は感じません。ただ、他の地域でも言えることですけど、インドネシアのネット接続料金はバカ高いです。現在インドネシアのNTTとでも言うべき通信大手TELKOMのADSL(Telkom Speedy Manado)を利用しています。最近料金改定があったものの、それでもまだまだ庶民の手には遠く及ばない料金設定になっています。他社もそうであるようにTELKOMも帯域制限ではなく転送量課金方式をとっています。ちなみに、750MB(1GBになったという話もある)までが30万ルピア、2,000MBまでが70万ルピア、制限なしが200万ルピアです。超過分に対しては1MBにつき700ルピアで計算され、総額に10%の税金がかかります。私は2,000MBコースで契約していますので、仮に制限内で収まれば月77万ルピアということになるわけです。さらに契約時には新規加入料30万ルピアとモデム購入費がかかります。速度はどのプランもいちおう公称では下り384Kbps、上り64Kbpsとなっています。
 これまで日本では転送量なんて気にしたことがありませんでしたが、それで課金されると言うことになれば否が応でも日々の送受信量が気になります。3ヶ月ほど使ってみた感想では、日本にいた頃と同じような使い方をしていたのでは2,000MBなどでは到底足りません。しかし、制限なしの200万ルピアで契約してしまっては、もし長期出張や一時帰国などをしたとしてもきっちり220万ルピアの請求が来るわけですので、なんとか履歴を睨みながら3,000MB程度で収まるようにしています。しかし3,000MBだとしても(700,000+700*1000)+10%で154万ルピア、ざっと2万円です。このあほらしいほど法外な価格は何とかならないもんでしょうか。将来的には値下げされていくとは思いますけど、なんとか早いところ無制限で1万円ぐらいまでにしてもらいたいです。

 料金の不満もさることながらサービスも最悪です。IDとパスワードを登録するとホームページで最近の転送量を確認できるようになっているものの、更新が気まぐれで更新時間がまちまちな上に、時には3、4日更新がないこともままあります。なぜか分かりませんが逆に1日に3、4回の更新があることもあります。一覧表には前回更新時間、更新時間、送信量、受信量、総転送量の順に表示されているんですけど、更新時間がめちゃくちゃなので、特定の日の利用料などは全く分からないようになっています。計算が正しく行われていれば、そのことには目をつぶるとしましょう。
 障害に関しては驚くほど頻繁に起こります。たいてい10分から30分ぐらいで復旧しますが、多いときでは毎日か少なくとも3日に1回は遭遇します。日がな接続しているわけではないのにこの頻度で接続不能な状態を目にするということは、たぶん毎日何度も日常的に起こっているものと思います。当然謝罪なんてものはないですし、サイトに障害報告などもありません。サイトの更新自体が無く、改訂された半年以上も前の情報がまだ掲載されていることなどもざらにあります。個人的に思うのは障害の他に何かメンテナンスをしているのではないかと疑っています。メンテナンスをするにしても完全にシステムを止めるなどプロバイダーの行為としては言語道断ですが、途上国ではCSの概念などは無く顧客のことなど考えないですから、職員たちもきっと悪気はないんだと思います。それで、利用者が何も文句を言わないのだから、この国ではそれで良いのかもしれませんが。
 料金は電話料金と一緒に請求されます。電話局に払いに行くのが面倒なので大家さんに仮払いをお願いしています。先日その領収書を見るとかなり予想を上回る金額でした。思い出して計算してみてもやはりおかしいので、TELKOMに出向くことにしました。文句を言ってみると、意外と普通に取り合ってくれました。結論から言うと2,000MBのプランで契約してるのに、安いプランで精算されたため超過料金がかさんで40数万ルピア多く請求されていました。私がそうなのではないかと主張すると確認するからIDとパスワードを教えろだと。そんなもんそっちのシステムで確認するのが筋かと思うのは先進国の発想であって、インドネシアでは利用者と同じ方法で調べてしまうのです。かなり待たされても終わらないのでどうしたのかと歩き回る担当者を追いかけてみると、ネット接続業者でありながら社内のパソコンが幾つも不具合でネットに繋げない状態にあり、ネットが出来るパソコンを探しているところでした。大元がそれですので、利用者の家で障害が起こるのも当然です。転送量と接続プランが確認できると今度はエクセルで払い戻しの伝票を書き始めました。通信最大手のTELKOMでありながら、誤請求を訂正するシステムがないのです。ここでもさらに待たされました。国内通話や国際通話、携帯宛通話など一切合切まとめての請求書ですから確かにややこしいと言えばややこしいです。しかし相手はプロ。でも、あまりの不甲斐なさに待ちきれなくなり、最後には付き添ってくれた大家と私で順に書き方を指南することになりました。で、またしばらく待つ。持ってきた伝票を見ると、払戻額に税金10%が加算されていませんでした。払ったときには入ってたんだから、返すときにも加算するのは当たり前のこと。そして、またしばらく待つ。伝票が目出度く完成。すぐ金が返ってくるのかと思ったら、集金業務は車で15分ぐらい行った別の建物。担当者も同乗して移動。そしてまた待つ。結局朝10時に行って金が返ってきた時には昼過ぎでした。大家さんによると、インドネシアでは誤請求があった場合は現金で払い戻さず翌月に振り替えられるのが一般的だそうですので、金を返してくれたのはまぁ良心的だったのかもしれません。
 家に帰ってもう一度よく計算してみました。やっぱりまだ間違えていました。サイト上には利用量が2,696,685と表示されています。これは2,696,685KBという意味です。MBにするためには当然1,024で割らなければなりません。基本中の基本です。戻ってきた金額を元に計算すると、1,000で割って2,697MBで計算していました。素人みたいな事はやめてもらいたいです。ということで、まだ5万ルピア弱多く請求されているわけですが、もう一度数時間かけて取り返す気力もなくなったので諦めることにしました。担当者の自分の懐に入るわけではないので、故意にやったわけではなさそうなので許してあげることにします。

2006年9月19日火曜日

豚肉解体現場

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 ハイパーマートに行きました。妻が野菜を選んでいるときに暇だったのでプラプラと店内を歩いていると豚肉売り場に豚が吊られていて、店員が密集していました。何が始まるのかと足を止めて見ていると後から客がわんさかやってきて物凄い人だかりです。豚をさばいているのは外国人です。骨の位置などを指さし包丁を入れる所を英語が分からないインドネシア人に身振り手振りで示しながら指導してるみたい。これは新鮮です。妻を呼んできて肉片が小さくなっていく様をしばらく眺めていました。近くの店員に声をかけてみると、この肉は今日は売らないとか。こんなパフォーマンスをしてるから客寄せのためかと思えば、純粋に指導してるだけでした。そんなのどっか他の場所でやればいいじゃん。その肉が買えないんなら見てる必要もありません。帰ろうとすると妻が最後まで見たいと言い出しました。どうやって解体するか勉強したいんだそうです。確かに東南アジアでは肉は骨付きのままだしでかい固まり状態で売られています。とはいえ、家の包丁じゃ骨を切るのは大変だし、危ないし、なにより台所が汚れます。今度は家で何を作ろうというんだ。

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 豚肉売り場の横にこんなのが並んでいました。昨日書いたコウモリの隣です。コウモリのパックより奇抜な形。なんじゃこりゃ。恐る恐る近寄ってみるとなんのことはない魚でした。もう焼いてあるようです。しかしなんでまたこんなエビ反りの向かい合わせなのか。マナドの伝統的な形なのかもしれません。

2006年9月18日月曜日

スーパーでコウモリ

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 スーパーでコウモリが売られていました。1匹20,000ルピアぐらいです。遠目で見たときはその大きさからして鶏かアヒルの丸焼きかと思いました。近づくとなんか様子が違う。調理もされていない生コウモリです。パック詰めするために羽は折り曲げられ、骨が皮を突き破って肉丸見えです。どういう理由か分からないけどどれも首は180度回転させられているようです。

 先日知り合いの人が調理したものをタッパに入れて持って来てくれたので試しにひとかけら食べてみました。何の肉なのか知らされなければ普通に食べられる味です。それに調理済みだったので原形を留めてなかったし。何より味付けが激辛だったので臭みも何も感じる以前の問題でした。コウモリは他のスーパーでも見かけるので、やっぱりマナドの人はよく食べるみたいです。犬肉も見たし、そのうち猫肉なんかもスーパーで遭遇しそうです。
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2006年9月13日水曜日

肉売り場

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 キロ8,750ルピアで44,048ルピアでした。ということは豚の頭って5キロぐらいなんですね。インドネシアでなくても豚の頭は見慣れてますけど、眉間に値札のシール貼られてるのはなんかちょっと悲哀を感じます。

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 上と違うスーパーですが、なんか気になる肉片が。もしや。おそらく。結構確信がありましたがこれはわんちゃんなのかと店員に聞いてみました。
「うん」
 ここでは、コウモリ、蛇、蛙、犬、猫、猿、鼠、鳩などなどなんでも食用にしてしまいます。一般的とは言えないし個人の好みもあります。都心部に限れば全てを口にするのは少数派かもしれません。でも、マナドの都会育ちでも犬、コウモリ、鼠あたりはよく食べてるようです。しかし、食用犬ってもっと子犬なのかと思ってました。日本人にとって犬は少し違った見方があるので、売るのは良いけどもう少し小さめに切っといて欲しいです。

2006年9月12日火曜日

日本宛は高い

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 郵便を出しに行ったら前回と同じく日本まで2万ルピアでした。バースデーカード1枚、日本からインドネシアだとこの重量では90円です。2万ルピアだと概算で260円ですから、ずいぶん高いです。いちおう秤の上に載せてはいましたけど、局員は即答でその額を言いました。たぶん本当は違うんだろうなと思います。日本人は金持ってるから適当に答えてるのかもしれません。料金を知らなくて調べるのが面倒だということも考えられます。実はその可能性が一番ありそうです。切手は料金分ちゃんと渡されますので、差額をくすねようということではないようです。

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 切手を貼ってそれをどこに出すのか分からず辺りを見回すと局内にポストらしきものがありました。幾つもあって国際郵便がどれだか分からん。幸い一部ガラスで中が覗けます。海外向けの手紙が入ってるポストがありました。ん、なぬ。香港宛1万5000ルピア。それは良いとしましょう。USA1万5000ルピア。私の封筒と同じサイズです。どういうこと。

2006年9月10日日曜日

引くのが好き?

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 仕事が終わって家に帰る前に喉が渇いたのでミクロの中で何か飲もうと思い、スーパーに入りました。飲料コーナーはいつもの品揃え。ここではだいたいの物は試しました。しかし、気になる物が一つ。ペットボトルの上に変な物体が付いてるのがあります。どう見ても子供向けだけど、試してみたい。隣でねだる子供を無視する母子を尻目に、ピンクのはちみつレモン味(?)をどけて紫のグレープフルーツの絵がプリントされたボトルを手に取りました。
 ミクロに乗り込みいざ飲もうとすると、飲み方が分からん。こっちは喉が渇いて死にそうなのに、飲み方が分からん。狭いミクロの車内ではやる気をなくしミクロを降りて歩きなら検討してみることにしました。どうやら、人形を外して中蓋を剥がさないといけないみたいです。そして人形の脳天を咥えて飲む。埃にまみれて人形が汚い。よりによってこの日にこれを買ったことを後悔しながら家路を急ぎました。

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 人形を外すと構造は単純明快。ペットボトルの上部にストロー部分があります。そこから飲むだけです。ただ、マナドのスーパーではどこも陳列されている商品が汚れて埃を被っています。こりゃ買ってすぐにティッシュで拭いたぐらいでは飲めません。家で鬼のように洗いました。家で飲むなら人形外したまま飲めばいいんですけど、それだとやっぱりちょっと寂しいですから、しっかり洗った人形を元の位置に戻してから飲みました。
 スーパーでおねだりしてた子は「ハラ」って言ってました。たしかに容器には「HALA!」とあります。漢字では「哈拉族」って書いてあります。私はてっきり台湾の親日派のことだと思いこんでたのですけど、調べたらそれは哈日族でした。では、哈拉族はなんなのか。ググったらかなりヒットしたので意味はあるようなものの中国語なのでよく分かりません。で、翻訳サービスを使ってみました。単語登録されてないみたいです。哈日族と同様に新しい言葉なのでしょうか。哈日族から哈は分かります。拉はそれだけで翻訳すると「引く」だそうです。なんのこっちゃ。結局HALAがなんなのか分かりません。ちなみに台湾メーカーじゃなく上海の会社の物でした。

マナドの停電

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 マナドへ来て停電の多さに驚いています。特にここ10日ほどはほぼ1日置きで、多いときは毎日です。電力不足による計画停電かと思われる日中の長時間停電は月数回といったところですが、なぜかここの人たちは夜停電させるのが好きなようです。いつもだいたい時間が決まっていて午後6時から9時頃の間。長いときはその前後を含めて4時間ほど。たいていは6時頃から始まって7時半か8時ぐらいに復旧します。何でまたそんな夕食時のみんなが電気を一番必要とするときにと思うんですけど、もしかしたらそこを制限することで効果的に節電させる、上層部による「家族団欒の電気は使わせないわよ」計画という陰謀かも。あるいは礼拝時間に合わせて電気を止めてるのか。マナドはキリスト教の街なんでそんなこと関係ないのですけど、お偉いさんは中央政府と繋がってるわけですから、地域の事情など知ったこっちゃありません。


 完全停電の他にも、瞬間停電もしょっちゅうあります。実際のところ専門的になんと呼ぶのか分かりません。一瞬電気が途絶えて、あるいは電圧が下がって1秒以内に復旧するやつです。普通の家では電気が一瞬薄暗くなるだけでしょうから、気づいていない方も多いと思いますけど、私は使ってるUPSが警告のビープ音を出すのですぐ分かります。この瞬間停電、あるいは電圧低下はベトナムでも日常的にありました。途上国ではさして珍しいことではないみたいです。今の借家の電化製品はほぼ全て大家さんの所有物なのであまり気にしてはいませんけど、自分の物だったら絶対スタビライザー通します。今使ってるパソコンはたいして良い物ではないですが、壊れたら修理するのが面倒なのでUPSを必ず使うようにしています。

最近の空模様

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 6月中旬にマナドに来た当初は数日続けて天気が悪いということもありました。7月のことはもうよく覚えてないんですけど、7月半ば以降はこれまでそんな続けて雨が降ってはいないように思います。いちおうマナドは今乾期です。が、ベトナムにいたときの雨期とはひと味違っていて、1週間か10日に一度くらいは軽めの雨が降っています。どうやらマナドの場合は、乾期=雨が全く降らないというのではなくて、ただ単に降水量が雨期>乾期なだけなんですね。スラウェシ島の年間降雨量を調べてみたら、乾期といわれている時期だって、雨期の4分の1から3分の1程度の雨量が観測されていました。今日も夕立がありました。

2006年8月31日木曜日

マナドでタン塩

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 マナドは魚が旨いので、ここに来てからというものほぼ毎日魚ばかり食いまくってました。海外に来ると魚介類が食卓に上る割合がどうしても減りがちですが、マナドでは倍増です。しかし、さすがに毎日そればかりでは少し飽きも来ます。スーパーに行ったら牛タンがかなり安いのを発見。現地の物価からしたら決して激安とは言えないのは分かってますけど、300gで2万ルピア以下でした。で、先日食べてからたいして日が経たないうちに再度タン塩食いまくりです。

2006年8月27日日曜日

SMSからメール送信

 携帯電話はTELKOMSEL社のプリペイド型契約であるsimPATIを使用しています。このサービスでは携帯端末が対応してさえいれば、GPRS登録をすることでe-mailの送受信ができるようになります。が、メールに対応していないちょっと安めの携帯では当然送受信はできません。でも、どんな端末にも必ずついているSMSからメールアドレスへ送る方法があるということを先日教えてもらい、早速試してみました。私の携帯はネット接続もできるためe-mailを送れますから驚くほどの感動はありませんでしたが、日本と違って外国ではSMSが主流なので慣れた方法で送れるのはちょっとだけ便利です。ただしその端末への返信は不可能ではないもののかなり困難になります。

 送信方法はSMSの本文を入れるところにメアドと本文の間に#を挟んで書くだけです。スペースはありません。こんな感じになります。
「meado@domain.com#tadaima maiku no tesuto chu」
 そしてそれを「5678」番に発信するだけです。今試しに送ってみたら、意外とすぐに届きました。受信したメールを見てみると、件名は「sms2email from telkomsel.com」、差出人は「+628*****(送信元携帯番号)<response@telkomsel.com>」となっていました。携帯番号が差出人に入っているので一見返信できそうですが、何度やってみてもだめでした。
 料金を確認すると350ルピアでしたので、simPATIから他のネットワークへのSMSと同料金です。ちなみにsimカードに同梱されていた料金表を見ると、国内は一律350ルピアで、海外へは600ルピアとなっています。ただ、simPATI同士だと現在299ルピアで送れているみたいです。値下げしたのか、キャンペーン中なのか。
 SMSしかできない携帯からメールを送れるとなると、次はPCからSMSを送りたくなります。ネットを探すとこれはかなりいろいろな方法が見つかります。そちらについてはまた次回。

リゾット

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 最近隣家のフランス人と妻が仲良くなって彼女がよく遊びに来ます。仲良くなるといっても相手は弱冠8歳。フランス人の旦那さんとインドネシア人の奥さんとの間に生まれたハーフです。マナドの土地は古くから外国の血が混ざって、インドネシアの他地域とはかなり違う風貌をしています。が、まだ8才のその子は親がフランス人ということで見るからにハーフの顔立ちです。こう言っては失礼ですが、両親からは想像できないぐらいの美形な女の子です。
 その子の好物がリゾットだということで、妻が作っている手元を興味津々に見入っていました。で、出来上がったのでおすそわけしようと塀越しに声をかけると意外な答えが返ってきました。どうやら好きなリゾットはこの種類ではないそうです。奥さん曰く、「マナドではキノコが手に入らないからリゾットは作れない」とのこと。どうやら、キノコのリゾットしか食べたことがないようです。マナド在住のインドネシア人ですから、勘違いするのも無理はないです。女の子が小学校に上がるのを機に10月から一家でフランスに移住することになりました。旦那さんもいい人そうなので知り合ったばかりなのに残念ですけど、向こうに行けば本場イタリアでたらふくリゾットを食べられるでしょう。

2006年8月23日水曜日

お好み焼き

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 お好み焼き作ってみました。ここは海の街なので魚介類が豊富だし、小麦粉ももちろんあります。キャベツもあるし広島風にしたければそれ風のそばもある。問題はソースです。お好みソースなんてもちろんないわけで、普通のブルドックソースだって見あたりません。しかし、諦めるのはまだ早い。インドネシアには甘ったるいソースがあります。その名も甘ソース。余談ですが、ジャワのインドネシア料理はこのソース多用のためか何食っても甘すぎて個人的には食が進みません。一方マナド料理はインドネシアにありながら辛めの、それもかなり辛めの、よくよく考えれば激辛で、甘いソースの使用量は比較的少なめです。

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 で、そのソースだけではどうにもならないので、ここにサンバル、バーベキューソース、大豆醤油を加えてみました。お好みソースと同じとは決して言えないものの遠からず。意外といけます。お試しあれ。
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 マナドはまだ鳥インフルエンザは問題ないと言われています。インドネシアの国土は広大ですから、ジャワのどこかで鳥インフルエンザだどうだと言われても、はっきり言ってスラウェシの先っぽでは外国の話題です。国がひしめいてるヨーロッパなんかと比較したら、ジャカルタ-マナド間の距離でいったら国3つぐらい余裕で飛び越えます。そんな事情も日本に住んでる友人や家族は分からないのでいろいろアドバイスしてくれます。でも、全然大丈夫なんです。
 と、ここまで書いて矛盾しますが、我が家はベトナム在住時から禁卵料理の掟を守り続けています。ベトナムでは外でも一切口にしなかったけど、マナドでは外では解禁、家の中に持ち込み不可とやや規制が緩和されていますが。そんな事情もあってお好み焼き卵なし。少しばかり寂しいです。

2006年8月21日月曜日

椰子砂糖

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 スーパーでも市場でもお椀形の固まりが向かい合わせでラップでくるまれたボール状の砂糖が売られています。ベトナムで見た似たような黒砂糖はサトウキビが一般的でした。お手伝いさんに聞いてみたら、マナドの黒砂糖はココナッツなんだそうです。お手伝いさんが自分用に使う砂糖は白いものではなく黒砂糖です。理由は単純、安いから。なぜ値段の差があるのか。数ある砂糖の種類がそれぞれどのような精製過程を経るのか調べてみました。要するに白いグラニュー糖は手間がかかるので黒砂糖より高いみたいです。ただ、それは東南アジアの国のような場合に限ってであって、日本では色が付いていようが決して安くはありませんけど。
 マナドは椰子を活用します。この間バーベキューをやろうかと思ってお手伝いさんに炭を買ってきてもらうように頼んだら、マナドでは椰子の実の皮を乾燥させて使うんだと教えてくれました。まだやってないので何とも言えないですけど、燃え方早いんじゃないかと思うので、バーベキューにはどのくらい用意したらいいのか分かりません。ベトナム南部も椰子の木だらけでしたが炭使ってたんだけどなぁ。それとも、それは単にお手伝いさんスタンダードであって、もう少し金がある人はちゃんと炭使ってるかも。

2006年8月20日日曜日

マナド郵便局

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 そういえばまだマナドでポストって見たことがありません。まぁ、あったとしてもあんまり信用できないので郵便局に行きますが。ここに来てから2ヶ月。もう何度も足を運んでいます。繁華街の中心部にあり立地が良いので、行くのはあまり苦になりません。
 郵便を出しに行ったときの話です。普通郵便よりちょっとお高いPOS INDONESIAというサービス(サイトがあったけど、カウンター549でした。どういうこと。)があります。窓口も別になってて料金も高いため他の窓口のような混雑がありません。この国の人はここでも並ばずに各々が郵便物をカウンターに置いて自分の分が処理されるのを遠巻きにして待ちます。局員もどれが先かなんて分からないですから、順番を間違えないように各自主張しなければなりません。そういうのが面倒なのもPOS INDONESIAを利用したくなる理由の一つです。ところが、その日は窓口に誰もいませんでした。暫く待ってみても帰って来ず。そこで、カウンターの後ろを行き来する人に声をかけてみたところ、なんと一瞥もせず完全無視。一人だけではありません。声をかけた数人が全て無視。こういうのはベトナムで慣れてましたが、人当たりの良いマナドの人にされたのは本当にショックでした。公務員はどこの国も同じみたいです。

Kantor Pos Manado → Jl. Sam Ratulangi No. 23 Manado 95111

2006年8月18日金曜日

日本の調味料

 インドネシアではちょっと大きい街に行って少しだけ余分に金を払えば、日本と変わらぬ食材が手に入ります。ただ、マナドは遠いので少ないです。よく行くスーパーにはキッコーマンの醤油やキューピーマヨネーズが陳列されています。在住の日本人の数からいって明らかに現地の人向けに売られているものですので驚くほどの金額ではありませんが、インドネシア人の大半はこの価格ではきっと買わないでしょう。でも、日本食は少ないですが、ここにも中国系が多いので中華食材はかなり手に入ります。

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キューピーマヨネーズ 500g * 39,750ルピア * Bahu Mall Fresh Mart

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料理酒 ミツカン 250ml * 31,400ルピア * Bahu Mall Fresh Mart
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醤油 KIKKOMAN 150ml * 21,400ルピア * Bahu Mall Fresh Mart

独立記念日

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 昨日17日は61回目の独立記念日でした。日本皇紀で2605年と日付が記された記念碑があることが示すように、インドネシアでは独立戦争をともに戦った同士として日本は好意的に受け入れられています。おそらくジャワではそれなりの盛り上がりがあったんじゃないかと思うんですけど、マナドは驚くほど静かでした。通りや家々にはMerah Putih(紅白=インドネシア国旗)と様々な旗やのぼりが掲げられていたものの、繁華街に出てもそれ以上のことは何もありませんでした。学生たちはこの日のためにパレードの練習をしていましたし、学校やお役所などでは式典があると聞きましたけど、街全体がそれに結びつけて何か大きなイベントをしたりということはないみたいです。

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 インドネシアは国土も広いし多民族国家ですからインドネシアの独立といっても地方に暮らす人にとってみればオランダの植民地からジャワによる統治に変わっただけ、ぐらいの気持ちしかないのかもしれません。マナドの人とジャカルタの人の独立に対する思いはきっと違うでしょう。何事にも鷹揚なこの国の人々ですが、教育の場においては軍隊式の規律が求められます。経済的な求心力が中央にはない現在、これだけの国をまとめて押さえつけるにはそれしか方法がないのでしょう。
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 しかし、旗の数は凄い。ベトナムの国旗掲揚と同様、各家々の国旗掲揚はもちろん強制ですが。玄関を出ればどこも、旗、旗、旗。いつもはmのマーク(妙にデザインが似ていますが、色違い。マクドナルドじゃありません。ちなみにマナドにマクドナルドはまだありません。)がはためいている場所にもこの日は国旗が。服飾店のディスプレイはどこもかしこも軒並み紅白でマネキンが着飾っていて、街中にもたまぁぁぁに紅白ファッションで歩く人がいました。

2006年8月17日木曜日

HYPERMART

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 海沿いにハイパーマートというスーパーが入った大型ショッピングモールが2ヶ月前にオープンしました。オープンといっても開いているテナントはまだ少なく、工事中の箇所はベニヤで覆われたままです。テナントを全部埋めてからオープンさせるという考えは東南アジアにはありません。オープンに個々のテナントが間に合わないのはどこに問題があるのかはよく分かりませんけど、こんなやり方だと工事担当者は非常に気が楽なんじゃないかと思います。今もなおベニヤ張りの場所が多いものの、ベニヤに書かれた出店予定店舗の名前を眺めていると、全て出そろった暁には市内最大のメガモールに匹敵する質と規模になるのではないかと思います。マナドはどうやら景気が良いようで、この手の建物の建設ラッシュです。

 このモールは2階建てで、モールの上階の大部分をこのスーパーが占めています。このハイパーマート、かなりでかく日本でもなかなか見られない売り場面積と品揃えです。生鮮食品にやや物足りなさを感じますが、今のところ我が家のお気に入りとなっています。ポイントカードがマタハリと共通なのも嬉しいです。足を運ぶたびに写真を撮ってきてるので、そのうち公開します。

マナドで味噌漬け

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 魚の名前は分からないけど、味噌漬けです。食卓につくと味噌漬けが出てきました。自分で漬けたそうです。味噌に漬けて2週間ほど冷蔵庫に入れといただけなんですけど、かなりいけます。ひらきしかり、味噌漬けしかり、日本にいたらまず自分ではやらないものですが、やってみると意外と簡単にできるものです。次はキムチを漬けると妻が意気込んでいます。
 しかし、まだマナドでは味噌が手に入りません。キッコーマンの醤油やキューピーマヨネーズはよくスーパーで見かけます。価格はジャカルタの数割増しといったところでしょうか。そういえば、今日スーパーでチューブのワサビが売られていました。1本10,500ルピアでした。

2006年8月15日火曜日

猛暑

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 昨日は本当に暑かった。でも、健康のことを考えて日中はなるべくエアコンをつけないように気をつけています。それで扇風機回してたら、どうも熱風が。いつもより暑いとは感じてました。温度計に目をやると、なんと33.3度。部屋の中です。外に行ったら40度ぐらい軽くあるんじゃないかと思います。やっぱり日中は外に出ないに限ります。

2006年8月14日月曜日

100円でインドネシア語

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 100円ショップダイソーでインドネシア語の会話本が売ってたので買ってきました。100円というだけあって中身はそれなりです。別売りのCDも100円ですので併せて200円。CD付きの語学教本が2千円台ですから価格だけ見れば格安ですが、旅行のサバイバル会話以上のことをしたいなら金の無駄でしょう。面白かったので買ってみただけです。
 インドネシアに来て2ヶ月。怠けてるインドネシア語の勉強。この本の域を未だ超えてないのはちょっとやばいかも。これから頑張ります。

2006年8月6日日曜日

City Extra

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 マナド市内の高級レストランというと、Bahu MalのWisata Bahariが有名ですが、それ以外ではホテルのレストランをのぞくとマララヤンの海沿いにある店が知られています。その中の一つシティエクストラに連れて行ってもらいました。この辺りはマナド名物の海鮮料理の店が少しずつ離れて並んでいますので、週末などは結構混みあっています。
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 注文はお任せでしたので料理名をあんまり覚えていませんが、シャコの揚げ物。

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 焼き魚、イシダイ?クロダイ?はたまた。海老とブロッコリ炒め
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 カニのタマリンドソース煮
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 焼きガニ
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 そしてこれ。蝙蝠の煮物。いわゆるフルーツバットです。この地方ではコウモリを食べます。実は店のメニューにあったものではなく、連れて行ってくれた人が家で作ったものをわざわざ持ってきてくれました。食べてみましたけど、マナドの風土料理ということで味付けが辛すぎて、なんだかよく分かりませんでした。